今年も残すところ一週間となりました。今年はどういう年であったのかと振り返って
おりましたら、知人の訃報が届きました。亡くなる人は時を選びませんので、これから
もあるのでしょうか。
朝日新聞12月24日のコラム「甲乙閑話」は、「大正生まれの死、そして」という見出
しがついていましたが、今年亡くなった文化人・芸能人の話題であります。
「吉本隆明、吉田秀和、新藤兼人、原田正純、団藤重光、山田五十鈴、丸谷才一、森光子
中村勘三郎、小沢昭一、米長邦雄。
今年亡くなった文化人・芸能人のうち、小紙が朝夕刊一面で伝えた方々である。
11人に上った。
近年にない多さだった。ため息と共に感慨が浮かぶ。今年は、日本の文化にとって一つ
の区切りだったのではないか。」
当方にとっても50年に近いつきあいの文筆家がいらして、さびしい年の瀬であります。