師走の話題 11

 昨日は知人の訃報が伝わってきたのを皮切りとしてさんざんな一日となったよう
です。不調でありましたが、夜にこのブログの更新作業をしておりましたが、最後
まできまして保存するのボタンを押した(のはまちがいなしと思いますが)のに、
記録したものが一瞬にしてとんでしまいました。年に何度か、このように消える
ことがありますが、誤操作したことに、そのあと気づいてあちゃーと思うのでして、
今回のように間違いの意識なしに消えたのは、初めてのことかな。
 気を取り直して、もう一度作ったのですが、まるで調子があがらずです。
 昨日には亡くなった方のことを思っておりましたが、12月に亡くなったといえば
加藤周一さんでありました。加藤周一さんが亡くなったのはいつであったかと思い
検索をかけてみましたら、もうまる4年も経過がしていました。
加藤周一さんの訃報を聞いてから、すぐに拙ブログでも感想を記しておりました。
http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20081205
 亡くなって4年もたつのに、いまだに最近まで健在であったように思えるのは、
いまだに関係する著作がでて現役感が薄れていないからでありましょう。
そういえば最近購入したものに、次のものがありました。

「加藤周一」という生き方 (筑摩選書)

「加藤周一」という生き方 (筑摩選書)

 いまや加藤周一公認編集者の感のある鷲巣力さんによる「加藤周一を読む」
シリーズの二冊目であります。いまだ「加藤周一を読む」のほうは購入するにいたって
おりませんが、こちらのほうはより安価でありますし、すこし私生活に関すること
への記述もあって、これにもひかれました。
加藤周一を読む――「理」の人にして「情」の人

加藤周一を読む――「理」の人にして「情」の人

 当方は加藤周一さんの「羊の歌」が好きでありまして、それの恋愛小説のような
部分を週刊誌でも読むように楽しみましたが、これまでそれについての読み方指南
はありませんでした。
 ご本人が亡くなり、パートナーであった矢島翠さんも2011年8月に亡くなったこと
により一定の配慮はあるものの、発表することがしやすくなったのでありましょう。
ちなみに著作権継承者は本村雄一郎さんといって、加藤周一さんの妹さんの息子に
あたる方だそうです。(この方のお名前で検索をかけますとヒットする方がいらし
て、この方と同じ人ではないでしょうか。)