本日はen-taxi 3

 今回の「en-taxi」特集は、「わたしの一日 11月2日の出来事」というものです。
この特集には坪内祐三さんの文章もついていますが、この特集をごくごく短く記します
と次のようになります。
「特別な意味を持たない一日。その日をいかに切り取るか  その日に読んだ本に、
書き上げた原稿に、日本ではない土地での仔細に、物書きの日常、視線、憂い、歓びを
垣間見る。原稿用紙三枚(基本)、二十二名による随筆競演。」
 今年の11月2日(金)のことであります。
 さて、当方は特別な意味を持たない一日をなにをしていたのだろうかと、手帳につけ
ている日録をみてみましたです。普通に仕事をしております定年後再就職者の一日です。
「朝は7時44分くらいに自宅をでて仕事場にむかった。午前中はふだんどおりの仕事を
して、午後からは二年前まで勤務していたところへと足を運んでお願いごとをした。
定年退職して、再就職してからは、あまりかっての仕事場には足をむけることがなく
なっていたが、よりによって久しぶりにいく目的がお願いごとであるというのは、勤め
人のつらいところであり。なんとか、役目を果たして、仕事場に戻り、雑用を片付けて
18時30分に退勤。19時すぎに自宅に戻い、夕ご飯のあとはバッカスチョコを食べてうと
うと居眠り、それからブログを更新し、明日から公開となる『のぼうの城」(地元で
ロケをした)の話題とか、佐野真一による週刊朝日の連載のことをねたにメールを送信
する。
 明日は半日仕事にでて、帰宅後は来客の対応の予定。」
 特別に意味がない一日といいながらも、以前の職場におもむいてお願い事をすること
になったとは、退職後はじめてのことでありまして、これは特別な一日といえないこと
もありません。
特別な一日」といえば、これは山田稔さんの著書のタイトルでありました。この本の
特別な一日とはどのようなことでありましたでしょう。

特別な一日―読書漫録 (平凡社ライブラリー)

特別な一日―読書漫録 (平凡社ライブラリー)