買わなかった本

　本日はややひさしぶり、仕事帰りに本屋へと立ち寄りました。仕事場からの帰り道
に手頃な本屋というのがなくて、なんとなくわざわざ立ち寄るという感じです。
全然たいした本屋ではないのですけども。
　そんなわけで、本日に立ち寄った本屋とブックオフで買わなかった本のことであり
ます。
　この本がどうして、ここにあるのかと思って手に取り、買わなかった一冊は次の
ものであります。

本棚探偵最後の挨拶

　ご存知「本棚探偵」シリーズの最後の一冊（？）となるものです。いまどき箱入り
となる本は極めて珍しいのですが、よくぞここまでこのシリーズが続いたものです。
もともと、当方の得意ジャンルではありませんので、造本の面白さだけでは手が伸び
ませんでした。もっとも、これを手にして最初に確認したのは、奥付にある検印であ
りますが、ここには検印省略となっていました。そういえば、このシリーズの一冊目
が出た時には、奥付に検印紙がつけられていることが話題となりました。
　当方は、その昔、このシリーズ一冊目をブックオフで安価でみつけて、造本が面白
いというだけで、買ったことを思いだします。

本棚探偵の冒険

　買わなかったもう一冊は、次のものです。

『 銀座の学校・新宿の授業 』 (ヨシモトブックス) (高平哲郎スラップスティック選集 1)

　すこしスリムで縦長の珍しい版型であります。高平さんの著作がシリーズでだされる
というのは楽しみなことであります。版元はヨシモトであるというのも驚きです。
その昔でありましたら晶文社がだしても不思議でないものです。これは借りて読むと
いうこともありだな、時間さえ許せば本屋での立ち読みでも読んでしまうことができ
そうと思いながら本棚に戻したのであります。
　あと一冊買わなかった本です。

新書736「はみ出し者」たちへの鎮魂歌 (平凡社新書)

　これは手にして、目次を見ましたら高杉一郎さんのことが取り上げられていました。
エロシェンコ全集と伝記を残した高杉一郎さんについてです。高杉さんの取り上げと
いうことでは関心を引きましたが、割かれているページは少なくて、ちょっと物足り
ないものを感じました。