ことしのおすすめ 6

 この一年間で、どのくらい本屋にいったろうかと思い出そうとしています。
小生の場合は、仕事場の近くに本屋がないせいもありまして、お昼休みにちょっと
のぞきにいくということができませんで、ほとんど本屋に立ち寄るのは、週末と
なってしまうのでした。そうなりますとブックオフと新刊書店とあわせてもせいぜいが
百日をすこし超えたくらいであるようです。
 一番残念であったのは、週末に買い物にいくスーパーと同じ建物にはいっていた
書店が閉店したことでありまして、普通の新刊文庫でありましたら、ここで用が足りて
いただけに、ついでに文庫本を買うということができなくなりました。食品レジの列に
ならんで精算を待つ間に、新刊文庫と週刊誌の読書欄の立ち見にいくというのが、自分の
なかではセットになっていたのですが、スーパーのほうは集客が多いのに、本屋が
だめというのはなんとも淋しいことであります。
ダカーポ「今年最高の本」には、小生にとってまったく無縁のジャンルであります
「地頭がよくなる勉強本 10冊」というのがのっています。いわゆる実用書の類で
ありますが、書店へといったとしても、この書棚の前にはたったことがありません。
どのような人が書いてどのような人が購入するのかと思いますが、そのような本を
買う人には、すでに数百冊の著書をもつ人などもいて、どうすれば、そんにたくさんの
本をだすことができるのかと、首をかしげてしまうのでした。
 こうしたサラリーマンの勉強本にも、「ビジネス書のコンシェルジュ」という人が
いて、その方はご自分のブログで「話題のビジネス書」を紹介しているのだそうです。
ほとんど興味がないせいもあって、このような「ビジネス」実用書の世界にもブログで
紹介をしている人がいるということ自体が驚きです。
このかたは、smoothさんというのだそうですが、10冊の本には、次のようなものが
はいっているのでした。
・ 最強の集中術
・ 理系のための口頭発表術
・ マインドマップが本当につかいこなせる店
・ 仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか
・ 脳が教える一つの習慣

 このような本は、いったい本屋のどこにささっているのでありましょう。