天は二物を

 本日に届いた文芸春秋の「本の話」3月号をみていましたら、文春新書の
新刊案内がでておりました。そこには、「向田邦子」の再来といわれる女性に
よる本の紹介があるのでした。そこの記述は以下のごとしです。

「 評伝川島芳子  著者の寺尾紗穂さんは、昨年メジャーデビューした期待の
シンガーソングライター。そのかたわらQJクイックジャパン)誌などで書く
エッセイは向田邦子の再来と注目されている。この本はその寺尾さんの最初の
本で、東大大学院の修士論文を元に書かれている。」

 シンガーソングライターで、本を書いて発表、これで美人であったら、天は
二物どころではないなと思って、この紹介文を記憶にとどめたのであります。
 そのあとに、ブログをみておりましたら、「岡崎武志」さんの以下のページに、
この寺尾さんについての記述があったのでした。 
http://d.hatena.ne.jp/okatake/
文春新書の著書関連で伝説のグループ「シュガーベイブ」の名前を見るとはおもわ
なんだです。この寺尾さんの父親は、シュガーベイブのベーシストであるとのこと
です。(シュガーベイブは、山下達郎大貫妙子が在籍したグループで、アルバムを
一枚発表して、活動期間も短かった。
 彼女の父親は後期メンバーでありまして、アルバムの「ソングス」を発表した時の
初期メンバーではありません。そのあとは、どのような活動をしているのか、すこし
ネットでみてみましたが、どちらかというと娘さんのほうが気になりまして、そちらを
検索していましたら、こんどは、以下のページにあたったのでした。
これは、 小谷野敦さんのページでありまして、日付けをみましたら、昨年の
9月23日でありますので、このような本がでるのは、小谷野さんはずーっと前から
知っていたということになります。
 教え子ではないけど、後輩ということになるのでありますね。
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20070923

 父親である寺尾さんについて、山下達郎がどのようにかコメントしていないかと
ファンクラブの会報をのぞいてみましたが、山下達郎が語る音楽生活の「シュガーベイブ」の
あたりをみても、写真はありますが、コメントはなしで、これは紹介できる材料がなく、
残念でありました。