2月は誕生月で

 2月は、小生の誕生月でありますが、仕事についてからは、いろいろと時間に
追われるような気分になったり、風邪をひいて体調を崩したりで、あまり良い
印象がないのでした。たまたま、むかしに同じ誕生月の人、数名が同じ職場と
なったことから、二月に会食でもしましょうよといって声をかけ、それ以来、
2月を気分よく過ごせるようになりました。
 親が健在であったときは、いくつになっても子どもの誕生日というのは
お祝いをしてくれるものでして、年金のなかから、誕生日といって「図書券」を
プレゼントしてくれたことがありました。小生のみのことを考えると、現金
よりも「図書券」がよろしいと思っていた時期もあるくらいで、お金のかわりに
財布にいれて、ちびちびと本を購入するための、軍資金としていたのです。
本が増えて、自宅が足の踏み場もなくなってしまいというのは、家人の好む
ところではありませんが、小生の老親が、むすこがためにプレゼントしたと
いうと、なんとなく、親孝行のために本を買っているという気分になるのです。
 そのようにして得た図書券は、なかなか使うことはできなかったのです。

 そのような図書券があって、購入を検討するというと、なにがいいだろうと
考えてしまいます。
 たぶん、これであれば、亡父も納得するのではないかという一冊は、
「永遠の故郷ー夜」吉田秀和  集英社刊 であります。

 新聞にでていた広告をみて、これは確保しなくと思っております。93歳で
新刊をだせるということが、なによりもの驚きです。