月がかわって

 本日から6月となりますが、本日に「図書」「みすず」「波」が一度に届きました。
 本日は一日体をやすめるために、横になっておりましたので、こうした薄いPR誌
は、ありがたしです。
「図書」は広辞苑刊行60年の特集を組んでいます。辞書作りの作業については「舟を
編む」がとりあげていましたが、辞書作りのための地道な作業は、会社をとわずで
共通でありますね。
 その昔は、新しい版がでるたびに話題となったものですが、紙の「広辞苑」の新版
というのは、どうなりますでしょう。今回の「図書」の「こぼればなし」には手短に
広辞苑」の歴史をふりかえる記述がありまして、これが参考となることです。
 わが家には、父が残した広辞苑も含めますと三冊ほどがあるのですが、最近はあま
り手にすることがなくなっています。どうしてもネットで調べてしまって、それで
よしとしてしまっているのですが、これはいかんことです。
 最近の「広辞苑」は第六版で2008年の刊行、収録語彙数約24万、ページ数は3074だ
そうです。

広辞苑 第六版 (普通版)

広辞苑 第六版 (普通版)

 ちなみに当方が手近においているのは、1969年刊行の第二版です。定価3200円とあ
りました。これは相当に高価なものでありまして、亡父から「広辞苑」を買うように
といわれて金をもらったのですが、新刊で買うことがためらわれて、すこしたってか
ら、古本屋で買った記憶があります。この広辞苑はぼろぼろになるくらい使ったと
いいたいところですが、いまもしっかりとしているのは、装本がよろしいせいもあり
ますが、あまり引いていないからでありましょう。
 この後の版から、版型が菊判となったとのことですが、「広辞苑」は机がなくては
使うことができないものですね。