4月も中旬となりましたが、お天気がよろしくないと気温もあがらずで
あります。朝には雨が降っていまして気温は6度で、雨があがってお昼には
気温が10度を超えました。お天気が回復したら気分がよくなるということ
で、夕方にはトレーニングに行くことにしました。
65分くらいみっちりと運動をしていましたら、そこそこ汗がでまして代謝
が良くなったことを実感です。身体もでありますが、頭のほうもすこしは
しゃきっとしたでありましょうか。
ということで、夕食後に本を手にすることにです。まずは図書館から借りて
きた本であります。
ちょっと前の新刊でありますが、先日に新着資料の棚にささっていて、あれ
と思って借りてきたものです。
ほとんど夢ニには、関心もなかったのでありますが、「本の雑誌」の沢野
ひとしさんがずっと書いていたり、昨年の「なんでも鑑定団」で袖井孝子さん
が米国時代に夢ニが描いた油絵をだしていたりして、そんなこともあって、
のぞいてみようと思ったものです。
著者は日本思想史が専門の大学教員とのことですが、かって岡山大学で
教鞭をとっていたときに、岡山出身の夢ニに目がむいたようです。
ちょっとちがった夢ニを見せてくれるのかもしれません。
参考文献のリストをみましたら、ウイリアム・モリスのものもありまして、夢ニは
そういう人であったのかです。
「夢ニは堺利彦をはじめとする平民社の人々や島村抱月グループの影響で、
ウィリアム・モリスの民衆芸術論を学んだ。」
なるほど、このようなことは全く知らなかったことで。
2020年に亡くなった著者が、直前まで手を入れていた竹久夢ニについて
の文章を、没後に教えを受けた人たちが編集を行って、世に出したものであ
りまして、いろんな意味で労作といえるものですね。心して読まなくてはです。