先月23日くらいからガルシア・マルケス「百年の孤独」を読み始めまして、何
週かありましたら、読めるのではないかと思っていましたが、2週間ほども経過した
というのに、いまだ100ページ(最初の版でありますので、二段組ですが)に到達
せずです。これはいけませんですね。
面白くないかというと、そんなことはなくて、あちこちに爆笑ねたや、エロチックな
話題が仕込まれているのでありますね。
その昔に読んだときにも最初のうちにモタモタしたことを思いだしましたです。
次から次へと同じような名前の登場人物がでてきて、頭が混乱してくると、面白さ
がますのでありましたが、さて、それはどのあたりからであったでしょう。
「家のなかは子供であふれていた。ウルスラがサンタ・ソフィア・デ・ラ・ピエダを、
その長女や、アルカディオの銃殺後五ヶ月めに生まれたふたごといっしょに引き
取っていたからだ。故人の遺志を無視して、彼女は女の子にレメディオスという
名前をつけた。『アルカディオも、きっとそのつもりだったのよ』と彼女は主張した。
『ウルスラという名前をつけるのはやめましょう。この名前を持った者は苦労ばか
りするわ』双生児にはそれぞれホセ・アルカディア・セグンド、アウレリャーノ・
セグンドという名前が与えられた。」
ウルスラさんは、ホセ・アルカディオ・ブエンディーアの細君でありますが、夫が
銃殺されてからも紛らわしい名前が頻繁にでてくるのでありますね。
当方が今手にしている本には、人名一覧などはついておりませんので、頭は混乱
することですが、この作品は混乱するように作られているのですから、その流れに
身を委ねるしかないのでありますね。
ということで、もうすこし読んでみることにいたしましょう。