本日はすこしにぎわう

 夕方になって、さて本日のブログ話題は何にしましょうかと思いながら自分

の記事を見ておりましたら、ここしばらく低迷していた数字が、すこし多くなっ

ていました。あらま、これはどうしたでしょうですが、考えられる理由は、ただ

一つ、今朝の朝日新聞書評欄でみずのわさんの本が取り上げられていたからであ

りますね。

  この本を書評でとりあげていたのは、武田砂鉄さんでありました。この書評を

ご覧になった方が、検索をかけてそこから来てくださったのかな。(最近の検索

は宣伝がばかりが上にきて、当方のブログなどは、ほとんどひっかかってこない

のでありますけど、どこかにちょっとでも手がかりがあったでしょうか。

その昔にググるというと、それなりに関係ブログなどもあがったように思います

が、最近はほんと検索機能が低下しているように思うのですが、それこそググる

の思うつぼにはまってきているようです。)

 みずのわさんの本は、アマゾンでは扱いがないだろうと思っていましたら、こ

の「本とみかんと子育てと」は、アマゾンで入手できることがわかりました。

どのような扱いとなっているのはわかりませんが、せっかくに新聞で紹介されて

も入手困難本でありましたら、よほど熱心な方以外は諦めてしまいますものね。

 その昔の新聞書評欄には、自費出版のようなものが取り上げられることがあり

まして、その場合には取扱いの連絡先が記されていましたです。そういうのは、

極めてレアな話でありまして、最近はほとんど見られないことです。

  それにしても、この新聞書評ですこしはこの本が売れればいいことでありま

すが、それはどうでありましょう。

vzf12576.hatenablog.co 

今からブログやんの

 見るともなしについているTVのほうに目をむけましたら、マツコ・デラック

スさんのでる番組が放送中でありまして、SNS初心者のマツコさんに最近の

SNS事情を説明しているようでありました。

 そのときにテロップで流れたのが、「今からブログやんの」という文字であ

ります。次から次に新しい仕組みが登場するSNSの世界でありますが、このと

ころの話題は「Club house」とかいうものです。

なかには、ずいぶんと昔からSNSをやっていてブログもFecebookもtwitter

InstagramTikTokもひととおりアカウントを作りましたという人がいるので

しょうね。

 当方は、これらのSNSのなかではFecebookはひいきの方の応援ページを拝見

して、これにいいねをおしたいがために登録し、twitterはこのブログを転載する

のを目的に使いはじめました。とはいっても、SNSの本籍地はブログのはてな

さんでありまして、これを使わせてもらって14年になるのでしょうか。ほかの

SNSもそのくらい永く使わせてもらうことが可能なのかどうかでありますが、

その昔とくらべると、すこしはてなさんも元気がなくなっているのかな。

まあ、これは当方のブログがマンネリとなっているだけなのかもしれませんが。

 それをいえば、紙媒体の雑誌なんていうのは、とっくにオワコンといわれて

いるはずですが、本日外出より戻りましたら当方が唯一定期購読している「本

の雑誌」が届いておりました。

 「本の雑誌」の「三角窓口」の頭のところに次のようにありです。

「コロナ禍、本の雑誌は46年目の春を迎える。五十周年も射程圏内だ。一歩一

歩進んで行こうではないか、友よ! しかし月日が経つのは速いなあ。」

 いま多くの人をつかんでいるSNSのうち、46年後に姿を変えながらでも残っ

ているものはあるのでしょうか。

本の雑誌453号2021年3月号

本の雑誌453号2021年3月号

  • 発売日: 2021/02/11
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明日は旧正月で

 数年前までは旧正月春節)といいますと、アジア圏(特には中国)から

どっと観光客で、新暦正月よりもお客が多かったりするというのが、日本の

観光地でありました。インバウンド向けにというのが観光の柱でありました

が、このところのコロナのせいで、それに期待をして投資している人たちに

とっては、ひどく厳しい春になってます。春よこい、早くこいですが、それ

よりもコロナに鎮まってもらわなくてはです。

 本日は午前から隣町に住む友人のところに遊びにいくことになりです。本日

の隣町は自宅から来るまで70分くらいでありますので、内地(もちろん本州

のことですね)の感覚でいきますと隣の県まで足を伸ばすという感覚でしょう

か。隣町とわが町は車のナンバープレートの地名(というか登録する事務所の

所在地)まで違いまして、いかにも他県に来たという気分です。

 本日の友人からのヘルプがあって出向いたのですが、一番作業をしていて、

楽しかったのは、1993年製のソニーベータビデオの動作確認をすることであり

ました。

 友人が持っている古いビデオソフトはβ方式のもので、これは外国映画の日

語字幕入りなのですが、その後DVDになることはなく、ユーチューブには前編

アップされているのですが、もちろん字幕なしですので、これをなんとかデジタ

ル変換できないかというリクエストでありました。

 βのデッキが作動するのでしたら、デジタルへのダビングはできますよねと

言ったのですが、先日にビデオソフトをデッキにいれたら、動かないし、とりだ

せないしということで、様子を見に行くことになったのです。

 それじゃということで、デッキの上蓋をはずして動作をみましたら、なんと

ちゃんとテープはまわるのですね。これであれば映像出力も可能かとやってみま

したら、見事にディスプレイで見られました。

 ということで、本日はこのデッキとブルーレイレコーダーを接続してダビングに

挑戦です。ソフトは古いUSAの映画ですが、オーストリアの少年合唱団をとりあげ

ているというのに、セリフが英語というのが時代を感じることで。

それこそ米国映画は、クレオパトラギリシャものもすべて登場する人物は英語を

話すのでありますからね。

 日本を舞台にしたものであっても、登場する人はみな英語で、これを見た米国人

たちは世界中の人が英語を使っているのだと思ってしまったのでしょう。

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古いβビデオソフトのダビング

 

本日は確定申告を

 昨年は二月にはいって早々に確定申告を行ったのですが、今年は源泉徴収票

が手元に届かずで、どうしたかなと問い合わせをしてみましたら、作業用端末

から各自でプリントアウトしてくださいとのことでした。そんなの聞いていな

いよでありますが、はいわかりましたで、自分の源泉徴収票を印刷することに

なりです。

 野暮用から戻ってパソコンにICリーダーをセットして、マイナンバーカード

をいれてから、これでいいかなとチェックするのですが、今年に使用するPCは

これまで確定申告で使ったことがなかったか、あれこれとセットアップに時間が

かかり、あげくはICリーダーのドライバーが求められることになりです。

 確定申告書の作成にはいるまでにけっこうな時間を必要としました。(どう

やら、マイナンバーカードを利用してのほうが、IDとパスワードを取得してやる

よりも面倒なようであります。)

 すこし野暮用での収入が多くなっているせいか、昨年まではどっと所得税

還付を受けることができたのですが、ことしはぎりぎりでありまして、もうすこ

所得税を積み立てて置かなくては、確定申告の楽しみがないことになりです。

まあ、このご時世にすこしでも収入が多くなっているというのは、喜ばなくては

いけないのかもしれません。

 ということで所得税の還付金が入ったら、何か本でも買いましょうぞという希

望は儚くても消えましたです。

 明日はお休みで、さてどのように過ごしましょうかと思っておりましたら、隣

町の友人から、ちょっと来て手伝ってくれないとの話であります。

気をつけて行ってくることにいたしましょうぞ。

すこしでも近づけたら

 その昔はドイツ文学を専攻してから小説家になった人の作品には、ちょっと

甘美なところがあると言われていたいました。そういう時に例としてあがった

作家さんには、どのような人がいたでしょうかね。

 そこにあがっていた作家さんの名前をみましたら、なるほどなと思ったもの

ですが、それはすっかり忘れています。今思いつくところでは、柴田翔さんとか、

中野孝次さん、ちょっと若くて芦原すなおさんなどがそうですね。

 今はほとんどそのようなことは言われなくなっているように思うのですが、そ

れは古井由吉さんのような作家さんがでてきたことと関係ありでしょうか。

 柴田さんの小説は、長いものであってもなんとか読むことができるのですが、

古井由吉さんのものは、まるで苦手でありまして、つい最近も遺作となった小説

集を図書館から借りたのですが、短い作品であるのに撃沈でありました。

 先日に図書館へと行きましたら、古井さんのエッセイ集がありましたので、そ

れを借りてみて、すこしでも文章のリズムに慣れることはできないかと思いまし

たです。

書く、読む、生きる

書く、読む、生きる

 

 ほとんど何も考えることなくパラパラとページをめくり、気になった文字が

目に入ってきたら、そこで立ち止まることになりです。

 1994年の文章に「馬の文化叢書第九巻『馬と近代文学』』解題」というのが

あって、この見出しが気になりました。「馬の文化叢書」なんてのを出している

版元はどこでありましょう。そう思って見ましたら、「馬事文化財団」とあり

ました。なるほど。

 すくなくとも当方が子どもの頃までは田舎は馬の力なしでは成り立たないので

ありました。農家も漁家も山仕事でも、馬は車のかわりでありましたからね。

そんなことから、当然のように馬との暮らしを描いた文学作品は多く発表され

ています。 

 古井さんは、このような田舎における馬との暮らしを描いたものではなくて、

「都市文学の中にもどうにかして馬の跡はたどれないものか」として探索する

のでありました。

 こうして思いついた作品に上林暁さんの二つの短編があるというのですが、

タイトルにもずばり馬とはいっている作品のことは、ほとんど知らずでありま

した。この文章とあわせて、上林作品をのぞいてみることにします。

 

片手にあまる

 やっとこさで「ブルース・チャトウィン伝」を読み始めることになりです。

 おしまいのページは885ページとなっていて、使っている用紙が薄いことも

あって厚さは抑えられていますが、それでも重さは680gもありまして、

片手で持って読むのがたいへんであります。これは横になって読むことはでき

ないかな。

ブルース・チャトウィン

ブルース・チャトウィン

 

  なんとか夏くらいまでには読み終えたいと思っているのですが、どうなりま

すでしょうね。なんといっても移り気でありまして、あれこれとすぐに目移り

してしまいますから。

 先週末からはパン作り、散歩とあわせて、すこし本を読みたいと思っていたの

ですが、パン作りは精勤で、散歩はまずまずで、本を読むのはもっとがんばりま

しょうであります。

 図書館から借りているイーユン・リーの「黄金の少年、エメラルドの少女」に

収録の短編を、一日一つくらい(ひとつ20ページくらいのもの)でありますの

で、これはお話になりませんです。

 イーユン・リーさんは1972年生まれとありますので、そろそろ50歳に手が届く

という中国生まれの方で、米国で作家活動をなさっています。山田稔さんが推薦

していることから手にするようになったものですが、なるほど山田さんがお好き

ということは、山田さんの作品が好きな人にもおすすめできるということですね。

 作品の舞台は、ほとんどが中国のまちをでありまして、中国の普通の人の暮らし

を描いています。訳者さんのあとがきには「基本的には悲しい筋書きが多いもの

の、物語を読んでいると著者の眼差しの暖かさがそこはかとなく感じられる。」

とありました。

 収録されている「獄」という作品については、次のように書いています。

「中国で代理母に生ませた双子の子供と一緒に写っている女性の写真を友人に

見せられ、彼女の状況に好奇心をそそられて書いた。結果として、新しい社会

問題に取り組んだ意欲的な作品が完成した。」

 「獄」という作品は、米国に移住した中国からの家族の一人娘が16歳で交通

事故で亡くなったことによって、40代後半となった夫婦が中国に戻って代理母

による出産を目指すというものです。代理母が無事に出産となるまで、実の母

はその女性との同居をして、それを監視することになるのですが、それを「獄」

といっているのです。こういう世界があるのだよなと思っていましたら、本日の

朝日新聞投書欄に次の見出しがありました。

代理出産で授かった三つ子の今」、埼玉にお住まいの67歳の女性が、米国に

いる代理母から生まれた三つ子が、今年は23歳となったそうで、代理母とは

親類同然の交流が続いており、三人にとってはいわば二人目の母で、昨年初め

には四人で渡米、代理母と一週間過ごしたとのことです。

 イーユン・リーさんは、「獄」とタイトルしたのですが、思わぬカミング

アウトにびっくりすることで、否定的なイメージで作品を読んだのでありますが、

文字通りでハッピーエンドになった話(女性は実名での投書です)に、これは

悲しい話ではありませんですね。こういうストリーの小説も読んでみたいもの

であります。

黄金の少年、エメラルドの少女 (河出文庫)

黄金の少年、エメラルドの少女 (河出文庫)

 

 

 

 

自分のためのセレクトショップ

 今月は当方の誕生月でありまして、なんとなく自分で自分をお祝いしたく

なるものです。そういうときは、いつもよりすこし多く小遣いをもらって、

大きな街にある本屋を訪ねるのでありました。

 例年でありましたら、この時期は雪まつりというイベントが開催されてい

るのですが、そういえば昨年にコロナ感染が国内で話題なったのは、雪まつ

り会場で広がったなんて話もありましたです。

 今年は雪まつりは中止でありまして、人の動きは少ないようですが、それで

も大きな街にいく気分にはならないことです。どこかの書店でオンラインで、

新刊棚とは当方の興味のある本のある書棚を映し出してくれて、それを立ち見

させてくれて、それじゃそれ買いますねなんてサービスはないかな。

 無味乾燥なネット書店ではなくてさ、こういうサービスというのは、どのく

らいの負担すれば可能になるのでしょう。バーチャルでその書店の棚の前にたっ

ている気分になるではないですか。

 先日に何週か遅れて放送されていると思われる「タモリ倶楽部」を見ていまし

たら、オンラインで旅行というサービスをツーリストがやっているということで、

タイとハバロフスクの鉄道事情を、現地の駐在員が紹介していて、こちらからは

そこのとこを、もうすこしクローズアップで見せてくださいなんてリクエストす

るのでありました。このオンラインツアーは40分〜50分で数千円の料金とのこと

ですが、果たして需要はあるのかな。

 それとくらべると、新着の図書を配信で紹介して、それにチャットで質問した

りして、それから気に入ったものを注文するというのは良さそうでありますがね。

 そんなのとっくにやっているよであるのかもしれませんが、当方のためのセレク

トショップ(本屋)があれば、毎日でものぞきにいくのに。

 コロナのせいでほんと動きが悪くなっていることでありまして、これはいつまで

続くのでありましょう。