本日は青ではなく赤い月曜日です。7月に祝日がないということで作ったも
のですから、本日は何の日であるのかよくわからないことで。当方はいつもの
月曜はパン作りの日なのですが、本日は赤い日にあわせて、パン作業はお休
みとなりました。
本日の午前中は庭仕事で汗を流して、午後はうとうとしながら、本を読むこと
にです。まずは、これを読んでしまわなくてはと思っている森まゆみさんによる
「じょっぱりの人 羽仁もと子とその時代」を手にしておりました。
この本の100ページくらいまでは、うまくリズムがつかめずでありましたが、
羽仁さんが雑誌の編集を始めてからは、森さんが当時の雑誌で取り上げられて
いることを紹介してくれるのですが、ここのところがとても興味深いことです。
森さんは、このように書いています。
「古い雑誌をめくるのは楽しい。変色したページ、難しい漢字、総ルビ。あっと
いう間に時間が経つ。『家庭之友』のバックナンバーが面白すぎて、『朝から
こんな調子で読んでいたら日が暮れてしまう』と思ったら創刊第五号で本当に
日が暮れた。」
羽仁夫妻が創刊した「家庭之友」は明治36年4月23日とのことですから、
今から120年も前のことになります。
「所帯を持ったばかりの羽仁もと子は、『いかに理想の新家庭を建設すべきか』
という切実な関心のままに、はりきって取材し執筆したのであろう。男女が対等
の、尊敬と愛情を持ち、簡素で落ち着いた、純潔な一夫一婦の家庭を求めて。
しかし、実際には多産多死で、三世代、四世代同居の大家族も多い時代だった。
まだ都市ガスや電化製品が入る前の家庭は、水汲み、掃除、洗濯、料理、暖房、
風呂焚き、何をとっても重労働だった。それを細かく、具体的に、もと子は現場で
試し続ける。まさに身の丈に合った雑誌である。」
「都市ガスや電化製品が入る前の家庭」というのは、田舎暮らしが長かった
当方には、小学校の頃までの生活は水汲みをして、まきストーブをつけて、風呂
はもらい湯でありましたです。ほとんど戦前と変わらない生活スタイルでして、
都市で生活していた同年代の話を聞きますと、別な世界の話のようでありまし
た。
なんとなく、当方のほうが戦前の生活を身近に感じることができるようで、今
思うと得難い生活体験であったことです。
