朝にTVドラマ「虎に翼」を見ていましたら、主人公演じる伊藤沙莉さん
が見事な啖呵を切っていまして、この主人公も状況にあがらう女性であり
ますね。モデルの女性がどのような方であったのかはわかりませんが、
この時代にあってもあのような啖呵を切りますと、弾かれてしまいそうで
すから、あの時代ではいかばかりであったでしょうね。
TVの主人公のモデルさんは、なんとか組織と折り合いをつけて出世(?)
するのでありますが、戦後生まれで反骨精神を持ったまま弁護士となられた
多田謡子さんは、小林エリカさんの本に取り上げられてもいいような生き方
でありまして、30歳を前に病で亡くなるのですが、伊藤野枝さんがドラマに
なるのであれば、多田謡子さんの生き方もドラマになっても不思議ではない
と思われることです。
図書館から借りている、もう一冊の女性による女性を描いた本の主人公は、
小林エリカさんの本で取り上げられているエミリー・ディビンソンと近い1873年
のお生まれとあります。
エミリー・ディビンソンは、1913年6月4日の英国ダービーのレースに、英国王
の持ち馬が走っているところに飛び込んで亡くなったのですが、彼女は行為は
女性に参政権を与えよという主張をするためのものであるのだそうです。
この光景はNHKの「映像の世紀」でも取り上げられていて、当方も目にしており
ました。
当方が借りた本の主人公は、そのようにエキセントリックな行動を取ることは
ありませんでしたが、「じょっぱりの人」というタイトルの本になっているのですか
ら、相当にあちこちでぶつかりながらも、自分の進む道を進んだのでしょう。
森まゆみさんが羽にもと子さんを書いています。これはありがたいですね。
当方のところは、結婚したときに仲人をしてくれた職場上司の夫人が「友の
会」(もとは「婦人之友」の読者会)の会員であったことから、家人は誘われて、
それから15年ほども会員であり、退会した現在も会員さんとのお付き合いは
継続しています。
当方の「パンとバラ」の生活も、ある種「友の会」イズムでありまして、友の会
の共同購入でパンこね専用機を購入したところから始まったのであります。