先週の金曜日からこのまちの夏祭りがありまして、本日は日中にパレード
があったりして、にぎやかであったようです。お祭り期間中の三日はお天気に
恵まれて、たぶん連日にぎわったことでしょう。人出が少なかったとすれば、
例年になく暑い日が続き、熱中症を怖れた高齢者たちが、外出を控えたか
らでありましょう。
本日の外出では、ちょうどパレードが実施されている通りに入らなくては
いけないことから、パレードが終わって通行止めが解除となるのをじっと待つ
ことになりです。その時間を利用して、ふだんあまりいかない書店に足を運ぶ
ことにしました。
これまでほかの店で目にすることができなかった池内紀さんの中公新書を
購入することができました。この本、やっぱり売れているのだね。
本日立ち寄った本屋は、全国チェーンのものですが、ここには新聞書評で
取り上げられたものをまとめてならべてありまして、そこに先日の新聞で目に
したものがありました。
これは気になるものなので、ちょっと立ち見であります。
JR労組に君臨(?)したといわれる松崎明さんは、新左翼のリーダーでも
あったといわれていますが、しかしてその実際はです。これまでも週刊誌で
話題となったり、本にもなっているようですが、当方はこれまであまり関心が
なくて、どっちでもいいだろうよと思っていました。
それなのにどうしてこの本を買うことになったのかといえば、ジョゼフ・
フーシェほどではないけども、ある意味で不思議な魅力があるからですね。
英国などでは、政権の中枢にいてロシアのスパイであったとかいう人が
いましたが、松崎さんはその域には達していないでしょう。
もうひとつ、それはこの本の終わりが、JR北海道労使のエピソードにあて
られているからですね。
たぶん、この本の基調としては松崎明さんにリードされた労働組合運動は
問題が多いというものでしょうが、労働組合が経営側に対して力が強いこと
自体が問題なのではないですよね。
さてはて、この本を最後まで読み通すことはできるでしょうか。