本日の夕方、野暮用から戻りましたら、昨日に話題にしました「本の雑誌」が
届いておりました。そろそろ届く頃かなとは思っておりましたが、本日に届いてうれ
しいことであります。
ゆうメールで版元から送っていただく「本の雑誌」は、カレンダー周りがよろしく
なければ、三日くらいも届くのが遅れることもありますので。今月はそんなに遅れる
こともなく、特大号を手にすることができました。
特集は、もちろん「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10でありますが、この
2023年度というのは、2022年11月から2023年10月までに刊行となった本で
ありまして、当方のなかでは、これは昨年の本だよなと思うものも入ってくるので
ありました。
本日にこの本を手にして、早速に中をのぞいたのですが、何人かの人があげて
いる一冊が、当方にとっては昨年の本でありました。しかし、この本があがる読書
アンケートはよろしいことですね。
そう思って、当方の昨年の印象に残った本のことを、昨年のどこかの記事にメモ
してあると思ってチェックしてみましたら、見事にスルーしておりました。手帳には
メモしてありましたので、遅ればせですが2022年のメモを記しておきましょう。
順不同で、コメントもなしで。
西村賢太の小説
与那覇潤の著作(「平成史」、「知性は死なない」など)
絲山秋子 「まっとうな人生」
辻原登 「隠し女小春」
瀬戸内寂聴 「鬼の栖」
三浦清宏 「海洞 」
ティモシースナイダー 「秘密の戦争」
赤染晶子 「じゃむパンの日」
というわけで、今回の評者によって「今年のベスト3」にあがっている本に
は昨年11月に刊行となった「じゃむパンの日」があったのでありますね。
赤染さんのエッセイをまとまった形で読みたいという熱心なファンと、それを形にし
てくれた編集者さんのおかげで、この本は世に出て、こうして高い評価を受けるので
すが、ほんと残念なこと、赤染さんがお元気なうちに、このような方でまとまっていた
ら、その後の作家人生は変わっていたのではないかと思ったりですが、そんなことは
ないかな。
この本を購入したのは、昨年11月に行った新宿の本屋でありましたが、その時の
ことは、話題にしておりました。
vzf12576.hatenablog.com これからの流れで、今年はずっと赤染晶子さんの小説を読んでおりました。
そういうことからは2023年は赤染さんを読んだ年となることです。小説よりも
「じゃむパンの日」」のほうが面白いかもです。