女性たちのネットワークか

 本日の新聞夕刊を見ていましたら、「京都の日常 クスッと和む55編」と

いう見出しで、赤染晶子さんの「じゃむパンの日」が紹介されていました。

 書き手は河合真美江さんという記者さんとなります。この文章を目にして、

いろいろと「ジャムパンの日」という本の成り立ちを知ることができたことです。

 この本を購入して、この「palmbooks」というのは、どういう版元であるのか

ということも、すっきりとわかることにです。

 この記事によりますと、新潮社の編集者であった加藤木礼さんが作ったひとり

出版社で、赤染さんのエッセイ集を作りたいと企画をあたためていて、昨年に

退社して、出版社の船出の一冊としてこれを出したとありました。

 なるほどですね、この版元は、まずはこれをだすために出来たものなのですね。

それで、この記事を書いている記者さんは、赤染さんが芥川賞を受賞した時に取材

を担当し、その翌年には「大阪本社版夕刊で一年にわたり、エッセーを4回、書い

てもらった、タイトルは『赤染晶子の京小路』」という関係なのだそうです。

 今回の「じゃむパンの日」がきっかけとなって、あちこちから赤染さんの文章を

愛する人や関わりのあった人の声があがってきています。

 目にしたものは女性によるものが多いようでありまして、こうした反応を見るの

は楽しいことです。

 この本に収録されている文章で、一番たくさんのページをしめているのは京都新

聞に掲載されたコラムでありまして、これに関わった人のお話も目にすることがで

きればいいのですが。京都新聞といえば行司千絵さんなどもいるのですが、この時

に担当されたのは、どなたであったのかな。どちらにしても女性が担当されていた

とすれば、見事なネットワークになるのでありますが、どうなのでしょう。

 当方が、この「じゃむパンの日」の存在を知ったのも、女性のおかげであるよう

です。