久しぶりのワンコイン

 本日は庭仕事もトレーニングもなしで、パン作りも一種類だけでしたので、

すこし時間に余裕ができることにです。椅子にすわって本を読んでいましたら、

いつの間にかうとうととすることで、それではとワンコインを握りしめて、

駄菓子屋ならぬ駄本屋へと向かうことにです。

 久しぶりのブックオフでありまして、ワンコインという縛りをかけておけば

本を買いすぎたり、持ち帰っても置き場所に困るなんてことにはなりません。

 とりあえず、本日は我が家から近いところにあるお店へと行ってみることに

です。店のなかに入りましたら、客はそんなに多くはないのに、手帳を手にし

て棚ををチェックしている男性がいることです。どうやらリストを見ながら、

おめあての本があるかどうか確認しているようです。それこそせどりさんなの

かもしれませんが、ずいぶんと熱心なことでありまして、これを仕事にしてい

るとしたら、このくらい熱心にやらなくてはいけないのかと、作業を見守るこ

とになりです。

 その方は、一番安価な本が並んでいる棚を見ているのでありまして、当方は

邪魔をしないように、同じコーナーの棚をチェックです。

 ということで、本日のワンコインでの収穫ですが、ワンコインを使い切るこ

とができず、三冊購入にとどまりました。最近は、ブックオフでもなかなか買う

ものがなくなっていることで。

 そのうち二冊はナンシー関さんのものでした。ナンシーさんは亡くなったのが

2002年6月とのことですから、すでに20年が経過です。

亡くなってそれだけ経過しますと、ナンシーさんの新刊などはでるはずもなしで、

以前はそこそこ文庫本をみかけたので、最近は少なくなりました。

 当方は何を持っていて、何を持っていないのかわかっていないのですが、この

二冊はないはずと思って、買わせてもらいました。

 初出は「週刊文春」のコラムでありますが、1999年から2000年にかけ

てのコラムであります。

 次のように書くナンシーさんがいいのでありますね。

「近頃『心待ち』するテレビ番組はそうそうないが、この『TVチャンピョン 

早食い世界一決定戦』は久々に『待った』と言っていい。というのも、7月初め

のこの『ホットドッグ早食い世界選手権で日本人が上位独占』というニュースは

AP電で報道されており、国内予選も含めたその模様は7月下旬の『TVチャン

ピョン』で方法されるという情報が流れていたからである。結局、約一ヶ月遅れて

のオンエアである。待った。」

 最近もまだ大食い番組というのはあるようですが、その先鞭をつけたのが、この

「TVチャンピョン」でありました。大食いのスターというのがでていて、彼らは

すっかり有名な存在でありました。