前金切れ

 本日も午前中は庭にでて作業です。ごみ収集に合わせて花柄摘みがメインで

ありますが、花だけではなく枝を落としたりもしましたので、20リットルのごみ

袋に3つほどにもなりました。花柄摘みは毎日やらなくてはですが、枝にも及ぶ

大がかりなものは、次の週末の作業となりです。

 ちょうど作業をしている時に郵便の配達がありましたが、その確認は作業が

終わってからとなります。

 本日の作業の一つに、バラの挿し木つくりがありました。庭にあるバラを挿し

木手法で増やすのでありますが、枝を吟味して選び、それを半日ほど水揚げから、

種まき用の土にさして、毎日朝夕に水やりをして二か月ほど様子を見ることに

です。うまく行きますと、根ができて苗になるのですが、その苗がうまく育って

花を見るのは二年後くらいですから、先の長い話であります。

本日はバラ三種類で六本の挿し木と、ハスカップというこちらの野生種ベリーの

挿し木を三本作りましたです。

 ハスカップはこの地方の原野に自生していたものを貰って植えたものですが、

最近は栽培用に改良されたものが主として流通していて、かっての酸味が強くて

小粒のものはレアになっていることから、野生種を残していこうという運動を

しているグループに共感してのことです。

 作業をお昼前で切り上げて家に入って、届いた郵便を確認することです。

紙の封筒に入った岩波「図書」でありました。いつもと違うということは、わけが

ありでして、これは「前金切れ」のお知らせでありますね。

 早速開封して確認することですが、岩波「図書」はその昔は一年百円でありまし

たが、その当時に何千円か送金しますと何十年も定期購読できることになりました。

さすがにあまりたくさん送金してくれるなとなったようですが、今は千円ですので、

何十年分も送金とはなりません。

 とりあえず5年分を送金したのですが、たしか高校生であったころに下宿したの

を機に定期購読することになりましたので、すでに55年くらいの購読歴になるの

ではないかな。

 「図書」に近藤ようこさんのコミックが登場した時には驚きましたが、今では

なによりも先に近藤さんのページに目を通すことです。7月号には鮎川誠の死を

受けての「家族とロックを生きた二人」という河合蘭さんの文章がありです。

この方は出産ジャーナリストだそうで、「図書」も時代にあわせて変わってきて

いることです。

 今月の「図書」を見ましたら、岩波文庫一括重版の案内がありです。品切れに

なっていたもので、欲しいと思っていたものは何かないかなと一覧を見ることに

です。

 木下杢太郎の「百花譜百選」が久しぶりの重版のようです。