思うにまかせない

 昨晩の雨は、夜が更けるにしたがって激しくなり、このまま降り続けたら水害が

発生するのではないかと思えるほどでした。幸いに日付がかわる頃には、小降りに

なったのですが、それでも相当の雨量となりました。

 心配なのは支えがあまりなくて、花がたくさんついているバラでありますが、

夜に懐中電灯を持って見回りに行った時には、すでに頭をたれる枝先かなでありま

した。これを見られるようにするのは、翌朝の作業ということで、昨晩はそのまま

にして休むことにです。

 今朝は起きてすぐに見回りにでて、なにせバラの木はどっぷりと雨を含んでいま

すので、雨合羽を着用して、頭から雨滴をかぶってもいいように支度です。

頭を垂れているバラは支えを使って起こしてやり、雨でダメになった花は摘んでし

まうことにです。ほぼ二時間の作業となりました。

雨のために頭を垂れたレッドレオナルド 

雨滴を落とし、支えをして起こしたレッドレオナルド

 まだ頭は下がっているのですが、これはしょうがないか。花が終わったら枝を

剪定することにいたしましょう。

 今回の雨では、この奥にあるアスピリンローズは花が少なかったせいもあって、

無事でありましたが、秋の台風シーズンにはどうなるでありましょう。

 午後には買い物にあわせて、行きつけの本屋へと足を運ぶことにです。相当に

久しぶりであるのですが、文庫と新書以外には目をひくものはなしでありまして、

そのなかから、文庫二冊を購入することにです。

 一冊は、今月の目玉と思う中公文庫「日本史の旅人」野呂邦暢であります。

 これには中村彰彦さんの解説がついていて、それにはこの文庫に収録の座談会

「「熱論『邪馬台国』をめぐって」をどう評価するかというくだりがありました。

この座談会は、野呂さんが司会をして、古田武彦さんと安本美典さんが激論を交わ

すというものだそうですが、このお二人の邪馬台国論争のうち、古田さんは「東

日流外三郡誌」に依拠しているところがあって、分が悪いことになったようです。

それにしても、このようなところで、「東日流外三郡誌」が話題になるとはです。

古田武彦さんは、熱心にこの「東日流外三郡誌」を支持されていましたからね。

 古代史には簡単に近づけないことであります。