久しぶりに本屋へ

 今月に入って、新刊本屋へといったのは一度きりで、いくらなんでもこれではだめで
あります。自宅の近所に新刊本屋がなくなったというのが、ひびいていますが、あって
も、食指が動くようなものがなければ欲求不満がたまるだけです。
 仕事帰りに新刊を置いている本屋に立ち寄りましたが、ここで最近話題となっている
ピケティの「21世紀の資本」を目にすることができました。レジカウンターの上に一冊
だけ飾りもののようにありまして、思わず見本か非売品でしょうかと聞きたくなりま
した。
 最近のもう一つの話題は、読書芸人さんが書いた中編小説を一挙掲載した文芸誌です
が、異例の増刷があったせいでしょうか、これもならんでいました。あちこちで品切れ
ということを聞いていましたが、この街では入手可能なようです。こちらは読めそうに
ありませんのでパスしました。
 なにか気の利いた単行本でも購入できぬかと思って棚を見ていたのですが、これは
残念ながら収穫なしであります。年明けから文庫の新刊は購入したのですが、単行本の
新刊は、いまだ買うことができておりません。どこまで続くのか、この状況は。
そういえば、最近は新刊のチェックも充分にはできていないのですが、野呂邦暢さんの
もの以外に欲しい本はあるでしょうか。

冬の皇帝 (野呂邦暢小説集成4)

冬の皇帝 (野呂邦暢小説集成4)