今月はこれが目玉か

 本日は土曜日ということで、購読している新聞は読書欄が掲載となりです。

朝のうちに読書欄で取り上げられている本をチェックすることにです。気になる

本はあったろうかなです。

 そういえば、行きつけの本屋さんにもすこしご無沙汰なことであります。この

休み期間には行ってみるようにしましょうかな。

というのも、本日の新聞広告に、気になる本があったからですね。たぶん、当方

的に、今月の目玉といえば、次の本となるようです。

 えらいぞ中公文庫です。文庫オリジナルとありますので、編集者が野呂邦暢

さんの著作から、関係するものをまとめて一冊にしたのです。本日の広告の

宣伝には、次のようにありです。

邪馬台国から日露戦争まで、芥川賞作家のもうひとつの顔」

 野呂さんが邪馬台国など古代史を勉強していたのは知られていますが、これに

ついての文章を読もうとすれば、これまではみすず書房の大部のものに頼らなく

てはいけなくて、たいへんでありました。

 どのような文章が選ばれているのかはわかりませんが、このように文庫となっ

て手に取りやすくなったのは、大歓迎であります。

 それにしてもどうして野呂さんは、古代史にはまったのでしょうね。

本日はみすずの野呂随筆コレクションをひっぱりだしてきて、そこに収録されて

いる「怠惰な狩人」を読んでみることにです。

 古代史なかでも邪馬台国にはまった人について興味をいだくと、その無償の情熱

にうたれて、自分もまたそれに感染してしまったのでしょうか。野呂さんが住んで

いた隣町には、そうした古代史研究で有名になった宮崎康平さんがお住まいであっ

たのですから、刺激を受けないわけがないことであります。