最近買った本

 先日に購入した「テロルの伝説」に続いて、当方にすれば高額本を購入です。

水瓶座の少女 (野呂邦暢小説集成7)

水瓶座の少女 (野呂邦暢小説集成7)

 文遊社からの野呂邦暢小説集成は、なんと7冊目まで進行しました。当初の予定は
全9巻でありますから、残りは二冊となります。それにしてもずいぶんと順調なこと
でして、この調子でいきますと来年には完結にこぎつけることができそうな勢いで
す。これとみすず書房からでている随筆コレクション二冊をあわせれば、当方のよ
うな普通の読者にとっては、十分な質と量であります。いまからほんの10年前くら
いには、野呂邦暢さんの本を手にしようと思ったら、とても大変であったことを考
えると隔世の感ありです。
 当方が野呂さんの小説を最初に読んだのは、アンソロジーに収録されていたもの
でありましたが、本の整理をしていましたら、これがでてきました。
素敵な活字中毒者 (集英社文庫)

素敵な活字中毒者 (集英社文庫)

椎名誠選となっているアンソロジーですが、これで「本盗人」を読んで、それで「愛
についてのデッサン」を買い、「丘の火」を購入したように思います。
 読み始めて30年をこえたようですが、最近は買ったらいつでも読むことができると
安心してしまって、そのまま積読になってしまうのがいけないことです。