早速注文することに

 本日の新聞夕刊を見ておりましたら、そこに「中条省平 マンガ時評」が

掲載されていました。

 この時評の1月掲載は、恒例となっている前年のマンガ回顧でありました。

小生は、ほとんどマンガの世界は知らないので、どうせ知らない人の知らない

作品が並んでいるのだろうと思って、この回顧をみましたら、あっと驚くことに

です。(この回顧は季刊文化誌「フリースタイル」54号の特集に拠っていると

ありました。マンガ読みのうるさ型40人の投票によるベスト5の紹介とありま

す。)

 その最初にあがっていたのは、なんといしいひさいちさんの「ROCA」という

作品になります。

 これに添えられた中条さんのコメントを見て動かされることになりです。

朝日新聞朝刊長期連載『ののちゃん』からの派生作品。

脇役だった少女吉川ロカのファド歌手をめざす人生に焦点を絞り、4コママンガ

の絶妙な笑いをちりばめつつ、硬派なビルドゥングスロマン(成長小説)に仕上

げました。ロカと相棒・美乃の友情の物語としても感動的で、ラストの爆裂ぶり

には仰天。

 なお、自費出版です。」

 まったくバカなことでありまして、「ののちゃん」が掲載されている新聞を購

読しているというのに、しかも「ののちゃん」は、見るようにしているにもかか

わらず、そこから派生する(ということは「ののちゃん」に吉川ロカさんは登場

しているということですね。)、吉川ロカさんについては、まったく未知の登場

人物であるのでした。 

 いかんいかんこれはいかんであります。しかも「自費出版」ですからね。

拙ブログでは、なんどか記しておりますが、当方の友人の友人がいしいひさいち

さんの大学マンガ研究会のお仲間でありまして、チャンネルゼロ時代の出版物は

友人を通じて入手していたのであります。

 いしいひさいちを教えてくれた友人が、がんのために亡くなったのは2014

年のことで、1月17日に大阪郊外にあるホスピスに見舞いにいきましたら、そ

の翌月11日に弟さんから亡くなったとの連絡がありました。

 彼の祥月命日がいつであるかは頭にありませんでしたが、本日の中条さんの

文章でいしいひさいちさんにつながり、自然と友人のことを思いだすことになり

ました。

vzf12576.hatenablog.com  自費出版とはありますが、この本は比較的入手は容易であるようで、

 (笑)いしい商店というサイトの以下のところからオーダーフォームに

つながります。

www.ishii-shoten.com