師走の話題 8

 本日の朝日新聞読書欄は、読書委員おすすめ「今年の3点」でありました。
書評委員の顔写真がいるのかどうかは別にして、このような人が委員さんでありまし
たか。
 21人の委員が選んだ本のなかで当方が購入してものは、わずかに一冊であります。
一冊でもあるだけよろしいでしょうか。この書評委員さんは、このようなものをあげる
人であったのかと認識をあらたにしました。
 ちなみに、書評委員さんは出久根達郎さんで、あげていたのは、つぎのものです。

いしいひさいち  仁義なきお笑い (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

いしいひさいち 仁義なきお笑い (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

 出久根さんのコメントには、次のようにありです。
「本はまず面白くなくてはならぬ。ジャンルを問わぬ。その基準で三冊選んだ。
 自分を語らず、写真も拒否、どんな顔の漫画家か不明。本書で初めて素顔を見せた。
いや本人による架空インタビューだが、本音を吐いていると思う。幻の作品も収録され、
文芸別冊中、最高の企画。」
 文芸別冊というのが、これまでどのくらいでているのかわかりませんが、出久根さん
がそういうのならそうなのでしょうといえる説得力がありです。
 高橋源一郎さん、いしいひさいちさんは、当方と同年生まれでありますが、いしい
さんのほうにより親しみを感じることです。
 本日は、年賀状作成とかおもち作りという歳末にしかない仕事がはいりまして、お米
が蒸し上がる間に、「細雪」を読んでおりました。