「ぽかん 09」届く

 本日に京都の家族に購入を依頼してありました「ぽかん 09」が届きまし

た。定期的に一乗寺まで行くので、その時に確保してよとお願いしたものです。

 つい先月に、彼のリクエストで当方が大事にしていた小沢信男さんの自筆

色紙(学ならずの俳句が記されたもの)をプレゼントしましたので、まあその

お返しということにもなりです。

 久しぶりに出た今回の「ぽかん」は「小沢信男さん追悼小特集」の趣であり

まして、巻頭に山田稔さんの「もういいか」という小沢さんについての文章が

置かれ、最後は筑摩の編集者 河内 卓さんの「小沢信男さんのこと」があり、

編集後記では真治 彩さんが「ぽかん」で初めて小沢さんに原稿を依頼した時

のことが書かれていました。

 小沢さんについて、複数の文章を目にすることができるのは、今ではこの

「ぽかん」くらいでありまして、今から20年前くらいでありましたら、もう

少し他の雑誌でも目にすることができたように思いますが。

 それだけにミニコミのありがたさです。何もわざわざ紙に印刷したもので

なくてもいいじゃないかと言われそうですが、WEBページは消滅してしまい

ますが、紙の本はすぐには劣化しませんかんらね。

 送ってくれた「ぽかん」にはメモが同封されていまして、山田稔さんが言及

している「(茨木図書館)講演後の写真」というのは、「あなたが写したもの

ですね」とありました。

 それはそれはみてみなくてはです。山田さんはその時のことを次のように書い

ていました。

「書棚の引き出しの奥からその時の写真が出てきた。一枚は講演後に控え室で

向き合って椅子にかけている小沢さんと私が大口を開けて笑っている図。

一体どんな話をしていたのだろう。もう一枚では小沢さんを真中に福田紀一

私が立っている。われわれ二人は帽子をかぶっていて、ビアホールを出るとこ

ろらしい。」

 この講演会の時は、当方は勝手にエスコートをかってでて、京都のホテルか

ら、茨木まで同行したのでありました。そんなこともあって、図々しくも控え

室にも入って、写真をとっていたのでありました。

 この時の写真は、会場にいらしたVIKING同人の方を通じて山田稔さんに届き、

良い記念になったと礼状をいただいたのですが、それがこの文章で形になると

はです。

 本当に「ぽかん」のおかげであります。

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