ひと月遅れで山猫忌

  先日に亡父の月命日で仏壇に手をあわせていましたら、そういえば今年の

山猫忌をやっていないことに思いあたりました。これはいかんことです。

 山猫忌は、ほとんど当方のブログの世界にしかないものでありまして、4月

19日の長谷川四郎さんの祥月命日にあわせて、長谷川四郎さんのことを話題

にしようというものです。

 このブログを始めてからは、毎年話題にしたいなと思いながら、何度か忘れ

てしまっています。今年はひと月遅れでありますが、なんとか開催しなくては。

 昨年から今年にかけて長谷川四郎さんが話題となって、当方がこの場でとり

あげたものを振り返ってみます。

 一番の話題は椎根和さんが樹木希林さんが遺した百冊の本について明らかに

してくれました。希林さんは、最後は手元に百冊しか本を残さなかったようで

すが、そのうち六冊が長谷川さんの作品というのには驚きました。

  二つ目は坪内祐三さんが亡くなってから刊行された本に収録された「第三の

新人としての長谷川四郎」という文章を読むことができたこと。

2014年の「三田文学」に発表したものとのことですが、当方はもちろん未読で、

この単行本で目にすることができました。坪内さんの長谷川四郎さんへの好意

が読み取ることができていい文章ですが、ちょっとわかりにくい。

坪内さんの四郎さんについての文章は、これで最後なのかな。どこからかでて

きたらいいのに。

  三つ目は小沢信男さんが、四郎さんのもとに旅たったことでありますね。

四郎さんを追慕する目に見えない集まり「ぼくの伯父さんの会」というのが

ありまして、それの代表が小沢信男さんでありました。

 今ころ、あの世で小沢くんいくつになったかねなんて話をしているのであり

ましょうか。

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