「海鳴り」つづく

 編集工房ノアさんから送っていただいた「海鳴り」を話題にしております。

昨日にいつもの年でありましたら、京都三月書房がいち早く「海鳴り」を話題

としてくださってと記したのですが、そのあとで確認をしましたら、ほんとに

久しぶりに三月書房さんのブログが更新されまして、それに「海鳴り」届いた

とありました。今回は、京都と北海道の当方のところに時差はなしであります。

ノアさんは、どのようにして時差を埋めてくださったのだろう。(わざわざ

遠方に住んでいる人を先に送るなんて、手間のかかることをされるでしょうか。

今のところ遠隔地の到着情報がほとんどないので、わからないことで。)

 これまで見るところでは、この「海鳴り」33号の注目は山田稔さんの「同僚」

という文章であるようです。山田稔さんの文章を読むことができるだけでもあ

りがたいのに、その内容が「生田耕作さんのこと」というので、「海鳴り」の

山田さんの寄稿にしては珍しい二段組で14ページのもの。これは心して読まなく

てはいけません。

 さらに山田稔さんに続いては荒井とみよさんが多田道太郎さんの文章を話題

としています。シブイのが好みの人には見逃せないことであります。

山田稔多田道太郎とならぶと、これまた小沢信男さんにつながることであり

まして、思わず小沢さんなら、これらの文章を読んでどのような感想をもらす

だろうなと思うことです。

 そんなことを思いながら、「海鳴り」らしい大阪話題の文章を読んでみること

になりです。

 大井浩一さんの「大阪 針中野 / 十三」というものですが、当方はこれを書か

れた方を、まるで知らずであります。これまでも寄稿されていたのかなとここで

前号を確認することにです。

 昨年に送ってもらったのがあるべきところになくて、ここで数十分の捜索です

が、この作業は断念し、寄稿のあった31号をチェックしましたら、ここに毎日

新聞学芸部編集委員という紹介がありました。

 大阪で生まれて、東京の学校をでて新聞社に勤務し、転勤で大阪に住むことに

なりノアとの接点ができたのでありましょうか。大阪でのこども時代のことを、

父親の思い出も含めて、土地の記憶であります。

 33号での土地は、針中野というのですが、こんな場所があるのかと思って、こ

の文章を読んでみることになりです。(近鉄には、針中野駅というのがあるのだ

そうで、今度行った時に足を運んでみたくなる文章でありました。)

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