本日の新聞には岩隈投手が、今季で引退するとでておりました。当方が
知る岩隈投手はMLBに移ってからですが、拙ブログにコメントを寄せてくれ
ていた「仙台が親戚」さんは、近鉄球団時代の岩隈投手のファンで、近鉄球
団が合併で姿を消したあと、岩隈投手が移籍した仙台のチームを熱心に応援
するようになり、ハンドルネームも「仙台が親戚」となったのでありました。
vzf12576.hatenablog.com 上で話題としたのはブックオフで購入した永沢光雄さんの「二丁目のフィールド
・オブ・ドリームス」であります。永沢さんが亡くなって7年もたった2013年に
刊行されたものです。
2004年のシーズン限りで近鉄バファローズは消えてしまって、そのチームで
プレイしていた現役選手は3人しかいなかったのに、そこから岩隈さんが引退する
ことになったわけです。
永沢さんの本にバファローズ時代の岩隈さんは登場しないかなと思って、
ページをめくるのですが、これはちょっと残念ですが、見つけることができま
せんでした。
ほんとどうして永沢さんはよりによって近鉄バファローズのファンになった
のでありましょう。
「もともと阪急ブレーブスの西本幸雄監督が好きだった。その白髪で顔に深い
皺が刻まれながらどこか優しい目をした、生きてきた男という風貌もさること
ながら日本シリーズでジャイアンツと戦い、負けた瞬間のなんともやるせない、
人生ってこんなもんや、というユニフォーム姿に魅かれた。
その西本がバファローズの監督に就任した。時を同じくして私は二浪の末、
学科試験のない大阪の大学に入学することになり、生まれ育った仙台を出た。
親の大阪の知人に頼んで探して貰ったアパートは奇しくも藤井寺球場を道路と
隔てたところにあった。これでバファローズのファンにならないでか。」
敗ける人に魅力を感じるというのが、永沢さんのスタンスでありますね。
もうひとつ、永沢さんを語る上で欠かせないのは、過度の飲酒と不安定な精神
状態でありましようか。
永沢さんの通った大学の先輩には、かの中島らもさんがいらして、このお二人
をならべますと、ここの大学は大丈夫かと思ってしまいますが、もちろんそんな
ことはありません。