本日はあれこれとあり

 週末はあれこれとやらなくてはいけないことがありまして、平日よりも忙しいこと

になります。本日の午後にやったことで一番よかったのは、近くの原野へといき、

よもぎ摘みを行ったことになりです。

 その昔には5月連休のころによもぎ摘みをして、新よもぎを使って草もちつくりを

したものですが、最近は5月連休に子どもが遊びにこないこともありまして、もちを

作ることもなくなっています。

 とはいうものの、よもぎはこの時期を逃すと大きくなりすぎますので、まずは摘んで

処理してから冷凍庫で保存をすることになりです。このよもぎの出番はいつになり

ますでしょう。(本日の写真は、よもぎ摘みのもので決まりと思っていましたら、持参

スマホのバッテリーに残量なく写真をとることができずでした。)

 午後に買い物へといったついでに、ちょっと寄り道でひさしぶりにブックオフ

のぞくことになりです。前回行ったときには、パートの女性たちの姿が見えずであ

りましたが、すこし落ち着いたのでしょうか、本日は何人かの女性たちがカウンター

のなかにいました。

 本日も予算はワンコインでありますが、本日は五百円玉の持ち合わせがないこと

から、百円玉五つと消費税分をにぎりしめて、均一棚をチェックすることになりです。

これは前回あったかなと思うものや、これはラッキーと思ったものなどを予算範囲

内で購入です。

 本日確保したのは、次の三冊。

二丁目のフィールド・オブ・ドリームス

二丁目のフィールド・オブ・ドリームス

  • 作者:永沢 光雄
  • 発売日: 2013/06/27
  • メディア: 単行本
 

 2006年に47歳で亡くなった永沢さんの著作。

永沢さんは声を失ってから、「ちくま」に連載をするようになって、期待されていたの

ですが、それから間もなく亡くなったのです。永沢さんが有名になったのは、今は

文春文庫にはいっている「AV女優」という著作でありました。当方も、この文庫で

知ることになりました。永沢さんは主に白夜書房などをホームグランドにしていたと

ありますので、そういう意味では編集者 末井昭さんには頭が上がらなかったか。

 この本は「野球小僧」という雑誌に連載のものとかで、もともとはこれの版元が

白夜書房であったようです。その後、白夜からの刊行は終わったようですが、この

雑誌自体、まったく知らない。

 永沢さんは大阪近鉄バファローズのファンであるとのこと、あちこちに近鉄愛に

あふれた文章がありです。このような文章を目にしますと、それよりもうすこし年長

の人たちの南海ホークスへの愛を思いだすことです。

 当方のブログにコメントを寄せてくださったり、いろいろと湯川書房に関して教え

てくださった「仙台が親戚」さんは、湯川書房主人と同じく南海ホークスのファンで、

大阪人がどうして阪神ファンなんや、あれは兵庫のチームだといっていたのを思い

だします。その「仙台が親戚」さんは、南海が消滅してから、大阪近鉄のファンとなり、

大阪近鉄がなくなったときに、岩隈が移籍した仙台のチームを応援し、仙台が親戚

と名乗るようになったのであります。

 そう思ってみましたら、永沢さんとは逆方向でありまして、仙台生まれの永沢さん

は、高校まで仙台で過ごし、その後大阪芸大に進み、中退後に東京へと出て、

ライターとなるのですが、大阪近鉄びいきは、この大阪での生活があったからで

しょう。

「酒場で政治と野球の話をしちゃいけないって、喧嘩になっちゃうからって、でもね、

甲子園球場の近くの飲み屋でも名古屋でも広島でも福岡でも、そして東京でも、

近鉄ファンだ』って告白すると、誰も怒らないの、かえって、もの凄く、温かい目を

むけてくれるの、どんな、人生に五、六度失敗して、そりゃ自分のことは自業自得だ

から仕方ないよねって感じだけど、その度に周りの人たちを巻き込んでその人たち

の人生もどうにかしちゃったようなアル中でギャンブル漬けの阪神ファンの親父で

も、『ほお、近鉄好きなんか、大変やな、ま、一杯飲み屋』なんて同情してくれるの、

『なんで近鉄ファンになってもうたんや?なんか問題ある家庭に生まれたんか?』

なんて」

 当方の大阪親戚は近鉄上本町近くに住んでおりまして、近鉄は一番なじみの

鉄道会社であります。今も近鉄バファローズがありましたら、ファンクラブに入って

応援に行きますものを。

 チームがなくなったのは2004年、永沢さんが亡くなったのは、その2年後のこ

とになりです。