久しぶりに本屋へ

 本日はあれこれとたまった用事を足すためにお昼近くから外出となりました。
 その最後に行きつけの本屋に立ち寄りました。先日の新聞広告で気になった文庫本の
現物があれば、それを手にしてみたいと思ったからであります。新聞で目に付いたのは
河出文庫のものでありました。
 ちょっと驚いたのは、次のもの。

 これが文庫になりましたか。元版がでてからずいぶんとたつのですが、出たときに
ずいぶんと話題になって、これは読まなくてはと、かなり後になってから、これを購入
して、そのままであります。文庫となったということは、そろそろ読み時であるのかも
しれません。文庫新刊上下二冊よりも中古元版のほうが、すこし安いようですが、河出
書房は意欲的でいいですね。
 あわせて並んでいたのは、ヴェイユのアンソロジー ヴェイユのものは、読めないよなと思いながら手に取ってみたら、ずいぶんと文字が
大きいものでした。これも買わなかったのですが。
 買わなかったもの、もう一冊。 作者の名前が源孝志とあったので、あの映像作家が小説を書いているのかと思いました。
別に書いていたとしても不思議でもなんともないのでありますが。
源孝志さんは、NHK「京都人の密かな愉しみ」の監督でありますね。このシリーズを楽しみ
にしている人も多いと思いますが、「グレースの履歴」は「名車がつなぐ愛と絆の物語と
ありました。こんな小説もだしていたのか。
 「京都人の密かな愉しみ」は、時々録画したものを見たいと思いますが、この時期であ
りましたら、怪談仕立ての「真名井の女」でありましょうか。市比賣神社が舞台になって
いるのが印象に残っているのです。
 そこで買った河出文庫新刊です。一冊しか買わなかったのですが、あれかな、これかな
と想像してくださる方もいるでしょうかなですが、買ったのは、次のもの。 名前は承知していますが、この方の作品を読んでことはありませんでした。
谷崎潤一郎賞を受けたとあって、解説を堀江敏幸さんが書いていたので、これを読んで
みようと思いました。さて、どうでしょう。
 もう一冊買ったのも、先日の新聞広告で目についたものですが、これは文芸誌です。 四方田犬彦さんの小説420枚一挙掲載が売りであります。もちろん、これを読もうと
思って購入したのですが、目次をぱらぱらと見ていたら寺尾沙穂さんが、「二つの彗星 
父・寺尾次郎の死に寄せて」という文章を寄せています。
 まずは、この文章を読んでみることにしましょう。