新刊本屋にもいきたいこと

 新刊をならべている本屋に、前回いったのは今月10日でありましたので、そろ

そろ二週間となります。新聞の広告はチェックしているのですが、行きつけの本屋に

はどのような本がはいっているかな。

 最近の新聞広告で目についた本といえば、次のものがありました。

堀田善衞を読む: 世界を知り抜くための羅針盤 (集英社新書)

堀田善衞を読む: 世界を知り抜くための羅針盤 (集英社新書)

 

 堀田善衛さんについて、このような本がでるのはジブリ宮崎さんの後押しがある

からですね。今回の新書にも大きな帯がまかれていて、それには堀田さんの写真と

宮崎駿さんの推薦文がついていました。

 堀田さんと同時代で活躍した作家さんのなかで、このように光があたるというの

は、ジブリのおかげでもあるでしょう。もう15年ほども前のことになりますが、

ジブリと関わりの深い徳間書店から「路上の人」ほか二冊が、復刊されて驚いた

ことがありました。

 今回の新書は、堀田さんとつながりの深い集英社でありまして、一時期集英社

文庫にはずいぶんと堀田さんの本が入っていました。それにちくま文庫にもであり

ますが、今はどのくらいが生きているのでありましょう。

 今月には、堀田さんの娘さんが書いた「ただの文士」という本が刊行となりまし

た。これはどうしたことか、岩波書店からであります。

 

  検索をしてみたら、なんのことはなし今年は堀田善衛さんの生誕百年でありま

した。それじゃ、同年生まれの作家にどなたがいるのかと思ったら、福永武彦

小沼丹がそうであるとのこと。

 このお二人についても、今年は生誕百年キャンペーンはあるのでしょうか。