いまごろに言われても

 本日に「本の雑誌」7月号が届きました。(いつもの月よりもちょっとゆっくりでし
た。)

本の雑誌409号2017年7月号

本の雑誌409号2017年7月号

 早速ぱらぱらとページをめくっていて、目に留まったのは、編集後記にありました
「おわび」の文章でした。
「本誌2013年8月号掲載の戸川安宣氏インタビューの中で、中井英夫氏の、おもにプラ
イバシーに関わる戸川氏の発言に事実誤認および不適切な表現がありました。編集人の
不見識を恥じると同時に中井英夫氏にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げま
す。また当インタビューは2015年5月刊行の書籍『ミステリ編集道』に収録しましたが、
中井英夫氏の著作権継承者である本多正一氏から事実誤認であるとのご指摘を容れ、
中井英夫氏に関係する発言部分はすべて削除したことをお断り申し上げます。ご報告が
遅れましたことを読者のみなさまにお詫びいたします。申し訳ありませんでした。」
 「編集後記」の冒頭で、編集長が記しているものです。
 2013年8月号にあるインタビュー記事にある中井英夫さんに関してのものであります
か、どんなことが言われていたのでしょう。これはその号を探し出してこなくてはいけ
ないことと、本日はあちこちにわかれてはおかれている雑誌の山をチェックであります。
見つかるかなと思っていましたが、思いの外早くに探し出すことができました。
 早速に、その部分を確認ですが、なるほどこのところが事実誤認で不適切であるかな
と思いましたです。
本の雑誌」で目についた記事については、拙ブログで話題としていることが多く、
ひょっとして、この事実誤認とされたインタビューについても、中井英夫さんについて
の新事実のようなことでしたので、当方も話題にしているのではと思って、過去の記事
をチェックしてみましたら、あれれやはり、このインタビューから、ちょうど中井さん
に関するところ(たぶん、ここが事実誤認)だけ引用していました。
 これはいかんこと。当方も、さかのぼってなんとか対処しなくてはいけないことであ
ります。