ビジネス写真入門

 岩波アクティブ新書「ビジネス写真入門」は、先日にブックオフで購入したもので
あります。

 田中長徳さんの本でありますので、格安で入手できるのでありましたら、確保して
読まない手はなしです。書かれたのは2001年ですから、すでに16年も経過していまし
て、この時代のデジタルグッズがどうなっていたかということを確認するために参考
となって、しかもビジネス写真に関してのアドバイスは、現在もなお参考になること
となります。
 たとえば、次のようなくだりです。
「ひとつ、誰に頼まれるのでもなく、自分のための出張記録を作ってみましょう。
 交通機関、弁当、出張先の面会した人、出張先の街角、仕事で会った相手の人、
旅先での食事のときの光景、ホテルの内部とホテルの部屋からの眺め、などなどを
撮ってみるのです。」
 2001年頃の話でありますからして、デジカメはいまだ一般的なものにはなっていま
せんでした。なんといってもデジカメの画素数が100万を超えたら高級品という時代で
すからね。
 今でありましたら、出張の場合はさておいて、旅行のときなどには、上記の長徳さん
のアドバイスは、スマホのカメラによって、普通にされていることですが、ほんの20年
前には、簡単にはできないことでありました。
 当方が最初にデジカメというものを購入したのは、どうやら2003年のことであるよう
ですが、これは手軽にスナップをとって、パソコンに取り込んでディスプレイでみて
やりましょうと思ったものです。このカメラはとにかく安いので、遊びのためにはこれ
くらいでいいかなと思ったのですが、まるで使えないものでした。
 あのデジカメは、なんだったのだろうと思って検索をかけてみましたら、安原製作所
のページに、デジカメ「地獄の三兄弟」の長男といわれるものでして、つくづくと安物
買いを地でいったと思うことです。
 家のどこかにあのカメラ、まだ埋もれているはずで、発掘したらこれをまた話題にし
てみましょう。