本日の朝日新聞読書欄をみていたら、興味深い本というか書評がありましたです。
山室恭子さんによるものですが、書き出しは「以下の3問に正解できれば本書は不要
である。」となっています。3問に答えればいいのならばと問題を見てみましたら、次
のようになりです。
「 問1『スコットランド最後の王』と自称した独裁者は誰か?
1 ヒットラー 2 パフラヴィー二世 3 アミン
問2 危篤状態で48時間放置された独裁者は誰か?
1 スターリン 2 毛沢東 3 フランコ
問3 独裁者の登場は防ぐことができるか?
1 不可避 2 回避可能 」
それぞれのどれが正解であるかは、山室さんの文章を見ればでているのですが、な
かでも難しいのは問3でありましょうか。
なんとも最近は、独裁者の登場を望んでいるようなところがあるようで、これが困っ
たことでありますね。あちこちで混乱する他民族国家のありようをみますと、その昔に
強権的な権力者(これって独裁者のことか)がいたときには、こんなざまではなかった
のにと思ったりです。
軍事政権を倒した民主化のリーダーが、なんと国を治めるために軍事政権と同じよう
な支配者になってしまったりしてです。
ちなみに山室さんが取り上げている本は、次のものでした。
- 作者: ディアンヌ・デュクレ,エマニュエル・エシュト,清水珠代
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: 単行本
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- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 佐藤亜紀
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/03/02
- メディア: 単行本
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熱狂する少年についての小説というのは、ちょっと面白そうではありません。