第7回鮭児文学賞

 本日は早起きして、いまだ寒い中を近所のコンビニまで新聞を買いに

いくことになりです。先週の日曜日に続いてですが、本日もお目当ては

毎日新聞の書評欄となりです。

 本日の話題は、これからと思っておりましたら、午後から手にすること

ができた北海道新聞豊崎社長の「鮭児書店」が掲載になっていて、

しかも年に一度の鮭児文学賞なものですから、まずはこれの結果を広め

るのが豊崎社長から「親愛なる道民の皆さん」と呼びかけられている

読者の役割ではないかと思い、これを拡散することにです。

(当方が本日に目を通した新聞は、朝日、毎日、北海道の三紙でありま

して、おおなんとこれは官邸記者会見で手を上げても、まず指名される

ことがないということで有名な新聞社ではないか。)

 いつも豊崎社長らしい切り口で選考をする鮭児文学賞ですが、日本の

小説作品の中から選ぶというのが基本となるも、今年は対象期間の最終

日に「とんでもない傑作が刊行」されて、これがために頭を抱えたとの

ことです。

 その作品は、佐藤亜紀さんの「黄金列車」というものだそうですが、第五

回も佐藤さんの作品なものですから、佐藤さんの作品ははずして、今年は

海外小説から選ぶことにしたと書かれていました。

 

黄金列車

黄金列車

 

  豊崎社長は、佐藤亜紀さんの作品をいつも推すのでありますが、佐藤

作品がそんなにすごいかどうかには異論もありますでしょう。(めったにない

こと佐藤亜紀さんの「スッウィングしなけりゃ」を読んだのだよな。)

 ということで、海外小説からノミネートなったのは、次の二作。 

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集

 

 

オーバーストーリー

オーバーストーリー

 

 どちらも未読ですが、前者はずいぶんとあちこちで評判を聞くことでありまして

あちこちの読書ブログでも読まれた感想を目にすることが」できます。当方は

「掃除婦のための手引書」とあるのを見て、これはBiSHファンになるためのガイド

ブックであるのかなとぼけてみたりです。

 結局、鮭児文学賞となったのは、「オーバーストーリー」でありまして、賞はこの

小説の翻訳者 木原善彦さんに贈呈するとありました。そういえば、今年は「舞踏

会へ向かう三人の農夫」を読むぞと思っていたのだよな。年内まだ、時間はある

だろうか。