一月一冊で

 朝すこし早くに目がさめましたら、新聞をとってきてふとんのなかで、それに眼を
通し、そのあと枕元においてある本を読むことにしています。ここ二ヶ月ほどは、
枕元におかれるのは大西巨人さんの「神聖喜劇光文社文庫版となっています。
8月の終わり頃からスタートして、本日でやっとこさ三巻目にはいりました。ほぼ
ひと月に一冊のペースでありますので、これが維持できれば来年一月には読了となる
計算ですが、そうはうまくいきますか。

神聖喜劇 (第3巻) (光文社文庫)

神聖喜劇 (第3巻) (光文社文庫)

 そればっかし読んでいましたら、もっと早くに読めるのですが、息抜きも必要と
なりますので、本日は息抜き本を求めてブックオフへとでかけてきました。
本日も予算はワンコイン5百円でありまして、これでなにが購入できたかであります。
 本日に購入したのは、次のもの。
そして、ねずみ女房は星を見た〈大人が読みたい子どもの本〉

そして、ねずみ女房は星を見た〈大人が読みたい子どもの本〉

 先日に「朱雀の洛中日記」を拝見していましたら、朱雀さんが若い女性にすすめたい
本として清水真砂子さんの本をあげていました。当方も同感でありまして、ごめんなさ
いではありますが、ブックオフなどで清水さんの著書が目に入りましたら、購入する
するようにしています。
 清水さんの本は、新刊ででたときにまるで気づいていなくて、すべてブックオフ
であっています。ブックオフがなければ、清水さんの本を買うこともなかったか。
 これまでに購入したのは、次の二冊。
青春の終わった日――ひとつの自伝

青春の終わった日――ひとつの自伝

幸福に驚く力 (かもがわCブックス)

幸福に驚く力 (かもがわCブックス)

 あと購入したのは、田中慎弥さんの芥川賞受賞作。
共喰い (集英社文庫)

共喰い (集英社文庫)

「共喰い」の単行本のほうがありました。この作品はのちに映画化されるなど話題と
なったこともありブックオフでもよくみかけるようです。最近になって文章を読んだ
こともあり、小説も読んでみようと思い買ったものです。受賞作は短編ですので、
すぐに読み通すことができました。これを読んでいて、ほとんど読んだことはない
中上健次の作品世界についていわれていることと近い印象をもったのですが、それは
あちこちでいわれているようです。そういえば、「血と骨」の世界にも近いかも。