九州は大雨の影響で、あちこちで大きな被害がでているようです。お見舞い申し上げ
ます。
本日は七夕でありますが、被災地の皆さんには空を見上げて不安な夜を過ごしておら
れるのでしょう。本日の北海道は真夏日になったところもあるくらいの好天気で、当地
も今年一番の気温を記録したようです。なんとも申し訳ないような天候となっています。
当方の中では七夕といえば「星娘忌」ということになり、本日は若くして亡くなった
方を、しばし追悼しておりました。
午前中には、久しぶりに市内のブックオフへと足を運んでみました。暑いせいなのか、
店内は閑散としていまして、そんななかゆっくりと本を見ることができました。
ブックオフが路線変更してから、なかなかおいしい値段で本を購入することができない
のでありますが、本日はかろうじて三冊を買うことができました。
買わなかった本で、気になったのは当方がすでに持っているものでありまして、その
一冊は渋澤龍彦さんの「偏愛的作家論」福武文庫版であります。この値段であれば購入
してもいいかなと思ったのですが、ぐっとがまんをして、どなたかが、これに反応して
喜んでもらうことを期待です。もちろん「偏愛的作家論」は河出文庫にもあるはずです
が、文庫としては福武のほうがずっと読みやすいはずです。(それにしても、最近は
福武文庫を見かけなくなったことで、今さらながら当方は福武文庫がお気に入りであっ
たいうことに気づかされることです。)
- 作者: 渋澤龍彦
- 出版社/メーカー: 福武書店
- 発売日: 1986/11
- メディア: 文庫
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- 作者: 島田雅彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2008/11/07
- メディア: 単行本
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- 作者: 島田雅彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/05/07
- メディア: 単行本
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なっていたはずで、知人からこの小説はおもしろいねと連絡をもらっていたのですが、
当方は新聞連載時に小説を読みつぐという習慣がなく、連載が終わって単行本になって
も読む機会がなくて、いずれ文庫本にでもなったら読みましょうと考えていました。
単行本となって、そろそろ10年になろうとしているのに、いまだ文庫化の話は聞こえ
てこず、ほとんどブックオフでは見かけることなく、今にいたっていました。
とりあえず、今回の出会いをよしとして確保したのですが、どのタイミングで読むこ
とになりますでしょう。
小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム 名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏 (集英社文庫)
- 作者: 小林信彦,萩本欽一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/01/20
- メディア: 文庫
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たく購入です。元版は2014年1月にでているものですが、萩原欽一さんからのリクエスト
で小林信彦さんとの対談が実現して、それを一冊にしたもの。副題には「名喜劇人たち
の横顔・素顔・舞台裏」とあります。
これのまえがきは萩本さんで、あとがきは小林さんが書いていますが、ここでは萩原
さんのまえがきから引用です。
「4年ぶりにゆっくりお目にかかった小林さんは、ご自分の好きなコメディアンの話に
なると、テーブルから上半身をぐっと乗りだしえ、声もがぜんはずんでいました。
ああー、やっぱり小林さんは心の底から『笑い』が好きなんだな、それがびしびし伝
わってくるなぁ・・・。そう思ったらうれしくて、ぼくの頬はゆるみっぱなしだったと
思います。
ただひとつだけ、『小林さんも年齢を重ねたんだな』と思うことがありました。若い
ときより身振り、手振りが少なくなっていたんです。昔はもう、口だけじゃなく、全身
を総動員して、熱く『笑い』を語っていましたから。
でも、話が刺激的だったのは、昔とまったく変わりません。」
今から3年ほど前のことになります。