辞退なら喝采だが

 夜にTVで野球を見ていましたら、ノーベル文学賞ボブ・ディランという速報の
テロップが流れました。当方などは、ノーベル文学賞がどのような基準できまるの
かも、どのような方々が候補にあがっているのかも知らないのでありますからして、
まさに驚きでありました。
 地域的なバランスなどもあるでしょうが、米国の文学者に与えられた賞は、1993年
のトニー・モリソン以来とありました。ボブ・ディランが受けるのであれば、おれの
ほうがと思っている米国の作家さんはいるでしょうね。小生がなじんだ作家として
いえば、ジョン・バースとか。英国でいえば、D・ロッジだっていいのにという具合
であります。
 ここにきての興味は、ボブ・ディランがそんなもん受けられるかといって、けと
ばすことでありますが、すでに米国のピューリッツアー賞を受けているということ
ですから、辞退の可能性は極めて低いか。
 詩人としての評価でありまして、かってのプロテストソングを歌っていたことへ
の評価ではありませんからして、受賞したとしても不思議ではないか。
ちなみに本日眼にしたニュースでは、代表的な曲には「風に吹かれて」がありますと
いいながら、画面には「ライクアローリングストーン」を歌っている動画が表示さ
れていました。
 中村とうようさんが健在でありましたら、今回の受賞をどのようにコメントした
でありましょう。
 本日は、ディランの何がいいかなと思ってしばし動画を見ていましたが、こちら
に邦訳がありましたし、ディランにとってはいわくのある歌でありますので、
「I shall be releast」を  Bob Dylan All cast で。