幕下相撲力士の応援ばかりをしていないで、すこしは本を読まなくてはいけません
です。特に図書館から借りた本は、返却期限がせまってきます。
あわてて手にしたのは、借りている次のものでありました。
- 作者: 大島幹雄
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2015/05/30
- メディア: 単行本
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版元は「せりか書房」であります。最近は、どのようなものを出していたのかと思い
ますが、ひさしぶり「せりか書房」の本を手にしました。
この本のあとがきに、大島さんは次のように記しています。
「『サーカス学』の世界に私を巻き込んだ故久保覚さんと縁が深く、さらに私に学ぶ
愉しさを最初に教えてくれたミハイル・ バフチンの『フランソワ・ラブレーの作品
と中世・ルネサンスの民衆文化』やサーカスを記号学という視点で新たに解析した
ポール・ブーイサックの『サーカス アクロバットと動物芸の記号論』を刊行して
いるせりか書房から本書が刊行されるのがなによりうれしい。」
そうなんだよな、久保覚さんが在籍していたころの「せりか書房」は、輝ける出版
社であったことです。
この「<サーカス学> 誕生」の第一章は「綱渡りの詩学」となります。
綱渡りといえば、最近にみたのはテレビ番組の企画で、お笑いタレントが数回の綱
渡りの練習だけで、川にはられた綱を渡るというものでした。そんなに高いところに
綱がはられていたわけではないのですが、数回川に落ちたあと、あきらめずに挑戦し
て、めでたくこの綱渡りに成功しました。普通であれば、数か月の練習をしなくは、
成功するのはむずかしいとほめていました。
もちろん、サーカスで披露される「綱渡り」は、超絶技巧が要求されます。
大島さんが、最初に紹介しているのは「マン・オン・ワイヤー」(ニューヨーク・
ワールドトレードセンターを渡った男)でありました。
- 作者: フィリッププティ,Philippe Petit,畔柳和代
- 出版社/メーカー: 白揚社
- 発売日: 2009/06/01
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マン・オン・ワイヤー スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
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ので、このドキュメント映画を見ることはないでありましょう。
そんなことを思いながら、大島さんの文章を見ておりましたら、昨日の新聞に、この
実話を、今度は映画化したという記事がでていました。
すでにワールドトレードセンターは、この世から姿を消しているのですから、こちら
のほうはCGでのつくりものとのことでした。それにしても、皆さんこわい映画が好き
なことですね。