今年も本日でおしまいとなります。
今年もなんとか拙ブログを続けることができました。今年手にとったもので印象に
残るものは、ほとんどこの場で話題としたように思います。話題としていても未読の
ままなんてこともありますが。
順不同で、今年、印象に残ったものなどです。
・ 阪田寛夫全詩集 理論社 2011年刊 伊藤英治編集
- 作者: 阪田寛夫,伊藤英治
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2011/05/01
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画期的な仕事(まど・みちおさんのものなど)をしたということは記憶されていいと
思いました。
阪田さんの散文の世界において作品集の話がないのは残念でありますが、これを
行うとすれば、編集者 高橋一清さんの仕事となるのでしょうか。高橋さんの著書には、
阪田さんが登場します。
編集者魂―私の出会った芥川賞・直木賞作家たち (集英社文庫)
- 作者: 高橋一清
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/07/20
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・ 学問への情熱 直良信夫 岩波同時代ライブラリー
学問への情熱―明石原人発見者の歩んだ道 (同時代ライブラリー (247))
- 作者: 直良信夫
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- 発売日: 1995/12/15
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尊敬している方が、「ブダペスト日記」の著者 徳永康元さんの御父上というのに驚き
です。
・ 東映ゲリラ戦記 鈴木則文 ちくま連載中
昨年末から今年にかけて「ちくま」に連載していますが、70年代のはじめに京都で
学生生活を送りましたが、東映B級映画を一乗寺 京一会館で楽しみました。ここで
見た映画の制作裏話を監督が記してくれています。
「ちくま」連載としては、石堂淑朗のものについで快挙。
・ ぼくらのヒット・パレード マーシャルマクルーハン広告代理店
ともに小西康陽さんがかかわった本であります。
- 作者: 片岡義男,小西康陽
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マーシャル・マクルーハン広告代理店。ディスクガイド200枚。小西康陽。
- 作者: 小西康陽
- 出版社/メーカー: 学習研究社
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ジュがよろしでした。
・ セ・パ さよならプロ野球 吉川良
- 作者: 吉川良
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審判を引退して本を刊行したという記事を見ました。不思議なシンクロがこの作品を
読んでいた時のことを記憶に残るものとしました。
いまも残っているようですが川崎球場をホームとする野球チームが、かってありま
した。川崎球場とロッテオリオンズへの挽歌。
この方などは、もっと読まれていいのかもしれません。といって、当方もこれ以外
を読んでいるわけではないのですが。
・ みみずく先生の著作
- 作者: 由良君美
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- 作者: 由良君美
- 出版社/メーカー: 平凡社
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四方田さんの「先生とわたし」で興味をもたれた方もいるでしょうが、由良さんの
ものを直接みてみるのが一番でしょう。
- 作者: 小林祥一郎
- 出版社/メーカー: 新宿書房
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それは、こういうことと、新宿書房のページからリンクされている小林さんのコラム
で書いていました。
小林祥一郎・村山恒夫・石塚純一さんを平凡社つながりとしました。
・ いしいひさいち 仁義なきお笑い 文芸別冊
いしいひさいち 仁義なきお笑い (文藝別冊/KAWADE夢ムック)
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・ かぞくの国 これは映画です。
いまに残る最後の分断国家に翻弄される家族です。
・ 雲の都 加賀乙彦 新潮社
- 作者: 加賀乙彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/07
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なりました。甘いといえば甘いかもしれないが、長編小説の楽しさを味わえます。
「永遠の都」から30年ほどかかって完結した自伝的な色彩の強い小説。
主人公には作者が投影されているのですが、フィクションでありますので、主人公
は当然ながら作者ではない。作者は加賀さんですから、加賀さんと小木さんとも
違いますね。
・ 編集グループ SUREと黒川創さんの活動
ことしはSUREの活動に目を見張りました。黒川さんは、SUREの軸であり
ますが、「思想の科学」の精神を今に伝える。しばらくは黒川さんの活動から目が
はなせない。
- 作者: 鷲巣力
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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読めていません。
・ 吉田秀和、丸谷才一の死
さびしくなります。これまで書いたもので未読のものがいっぱいあるので、しばらく
は読むものはあるのですが、新しいものが出ないからな。
このほかにもあるのですが、このくらいにしておきましょう。
ことし拙ブログに遊びにいらしていただいた皆様に感謝いたします。
来年もどうぞよろしくです。
皆様にとって2013年が良い年になりますことをお祈りいたします。