お天気の良い日が続きます。
数日前に、こちらの地域は雪虫の異常発生がありました。ところによって、すこし
状況に差があったようですが、当方のところでも、目の前を密度濃く飛び交っていて、
眼のなかに飛び込んでくるのではないかと思えるほどでした。
本日はお天気が良くてもすこし気温が下がったせいでしょうか、数日前ほど雪虫の
乱舞は見られませんでした。これなら自転車にのって動いても、雪虫が気になること
はなしと出かけることにしました。
目的地は自転車で20分ほどのところにあるブックオフです。本日の予算は五百円で
あります。五百円といえばワンコインですが、本日の財布には五百円玉は入っていな
なかったけれど、気分はワンコイン。そういえば、「ワンコイン悦楽堂」という本も
あったことです。
- 作者: 竹信悦夫
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2005/12/10
- メディア: 単行本
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4冊の文庫本を購入することができたので、これは予定通りです。ほとんどがだぶり
というのはちょっと残念でした。
初めて購入したのは、次のものです。
- 作者: 野坂昭如
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/12/06
- メディア: 文庫
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と思って、手頃な文庫本があったら購入することにしています。その昔はずいぶんと
たくさんの野坂作品が流通していたのに、最近は岩波現代文庫が一番入手しやすいと
いうのには、不思議な感じがします。
- 作者: 安岡章太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1966/07/12
- メディア: 文庫
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改版されて文字が大きくなっています。目に優しいので、これはありがたい。
安岡さんのダメ人間シリーズは大好きでありました。特には「悪い仲間」ですが、
これに登場するのは古山高麗雄さんがモデルの藤井高麗彦さんと、日立 倉田主税
さんの息子である倉田博光さんですが、倉田さんの生き方が壮絶です。積極的に落
ちこぼれるというのはこういうことであるのかと思いました。倉田さんだけ戦争で
亡くなったはずで、古山高麗雄さんは、倉田さんをとりあげて「真吾の恋人」と
いう作品を残しています。当方が古山さんの作品を読むようになったのは、安岡さん
つながりでありますし、小生にとっての「悪い仲間」もまた予備校生活で知り合った
友人たちでありました。
あとの二冊はいずれもだぶりで、省略です。