年末読書計画であります。読みたいなと思うものを手当たり次第にあげていきます。
なんとなく、正月近くなりますとポケミスが読みたくなります。今年に亡くなった作家
さんのものなどどうでしょう。
秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 作者: P・D・ジェイムズ,青木久惠
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/15
- メディア: 新書
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は「二流小説家」というのですから、推して知るべしです。最近のミステリー作品には
残虐シーンがでてくるものがあったりして、あまりに血が流れることから先に進むこと
ができなくなってしまいました。
それとくらべるとP.D.ジェイズムズさんの作品は、たしかに殺人事件はあるにしても
さらっとしています。作品は、英国小説の伝統にのっとったものでありまして、血湧き
肉躍ることはまったくなく、むしろ退屈なほどであります。この退屈さが良いのですよ
ね。
当方は、一時期アダム・ダルグリッシュ警視シリーズの翻訳がでるたびに購入して
読んでおりましたが、いつからかとだえています。この年末は、追悼の意味もこめて
P.D. ジェイムズのポケミスでしょうか。
あと一冊ミステリから読書計画にノミネートするとすれば、あの憎めないフロスト
警部が登場する作品でありますね。そう思って検索をかけてみましたら、作者は
2007年に亡くなっていることがわかりました。そうかフロスト警部の新作はもうでる
ことがないのか。翻訳は、もともと分厚い文庫本でありましたが、ここのところは二分
冊となっています。分冊になってからは、あまり食指が伸びなくなっています。
フロスト警部ものは、もともとあまり作品数が多くなくて、これまでそこそこ読んで
いるからして、完全読破にむけて計画を立てることにいたしましょう。
- 作者: R・D・ウィングフィールド,芹澤恵
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/06/29
- メディア: 文庫
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