年末読書計画 2

 年末読書計画であります。読みたいなと思うものを手当たり次第にあげていきます。
なんとなく、正月近くなりますとポケミスが読みたくなります。今年に亡くなった作家
さんのものなどどうでしょう。

秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

秘密〔ハヤカワ・ミステリ1833〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 ポケミスはほとんど一年に一作品くらいしか読むことがありません。前回に読んだの
は「二流小説家」というのですから、推して知るべしです。最近のミステリー作品には
残虐シーンがでてくるものがあったりして、あまりに血が流れることから先に進むこと
ができなくなってしまいました。
 それとくらべるとP.D.ジェイズムズさんの作品は、たしかに殺人事件はあるにしても
さらっとしています。作品は、英国小説の伝統にのっとったものでありまして、血湧き
肉躍ることはまったくなく、むしろ退屈なほどであります。この退屈さが良いのですよ
ね。
 当方は、一時期アダム・ダルグリッシュ警視シリーズの翻訳がでるたびに購入して
読んでおりましたが、いつからかとだえています。この年末は、追悼の意味もこめて
P.D. ジェイムズのポケミスでしょうか。
 あと一冊ミステリから読書計画にノミネートするとすれば、あの憎めないフロスト
警部が登場する作品でありますね。そう思って検索をかけてみましたら、作者は
2007年に亡くなっていることがわかりました。そうかフロスト警部の新作はもうでる
ことがないのか。翻訳は、もともと分厚い文庫本でありましたが、ここのところは二分
冊となっています。分冊になってからは、あまり食指が伸びなくなっています。
 フロスト警部ものは、もともとあまり作品数が多くなくて、これまでそこそこ読んで
いるからして、完全読破にむけて計画を立てることにいたしましょう。
冬のフロスト 上 (創元推理文庫)

冬のフロスト 上 (創元推理文庫)

冬のフロスト 下 (創元推理文庫)

冬のフロスト 下 (創元推理文庫)