いつも心にといえば、当方の世代には「太陽を」とつながるのでありますが、これは
その昔の英国の歌手ルルの歌でありました。
その昔は思い切った日本語のタイトルがつけられましたが、これの歌詞のどこにも
「心に太陽」というのは登場しないのであります。原題は“To Sir, With Love”と
いうものです。
これの歌のタイトルのせいではないかもしれませんが、「いつも心」といういいまわ
しを良く目にするようになりました。最近でありましたら、「いつも心にナンシーを」
であります。
そして今月に朝日文庫に入った、次のものです。
- 作者: 横田増生
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/06/06
- メディア: 文庫
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おりました。このサブタイトルは、「心に一人のナンシーを」でありまして、「いつも
心にナンシーを」というのは、毎日新聞に寄稿した大月隆寛さんの文章の見出しにあっ
たものでした。
ナンシー関さんが亡くなったのは2002年6月12日とありますので、今月が祥月となり
ます。
この本のまえがきには、「皮肉にもその訃報の上には、ナンシーがあれほど嫌ってい
たワールドカップの記事があった。」とあります。ワールドカップは4年に一度であり
ますから、亡くなった12年前もサッカーのワールドカップが開催されたのでした。
2002年のワールドカップは、どこが会場になっていたかと思っていましたら、日韓の
共同開催でありました。
そうか、あの年にナンシーは亡くなったのか。
この前書きには、ナンシーのサッカーワールドカップへのコメントが引用されていまし
た。2002年2月8日号の週刊朝日に掲載のものだそうです。「セルジオ越後」の消し
ゴム版画が添えられていたとあります。
「さて、今年はいよいよサッカーワールドカップの年である。五月末開催に向け、はや
る気持ちはもうカウントダウンを始めている。って、私は全く興味がないけど。いや、
興味はある。始まったらどんなに嫌気がさすか、いまからドキドキである。」
本日の朝日新聞夕刊一面トップはサッカーねたでありまして(当方が地域で配達のも
のです。)、ブラジル日系人が立ち上げたサッカークラブが話題となっていまして、
そこには「セルジオ越後」さんの顔写真いりであります。