このところ日が長くなりまして、17時をまわっても、まだまだ明るいので
あります。ちょっと前までは17時といえば車のライトをつけて走ったほうが
安全という感じでありましたが、本日はお天気がよろしいせいもありまして、
サングラスをかけて西へと車を走らせておりました。
昨日はこの時間に、近所のコンビニ書店まで足を運び、目的の本が間違って
入ってはいないかとチェックしたのですが、これはやはり駄目でありまして、
そのことを知人に報告しましたら、コンビニ書店で本を見つけようというのは、
時間のムダといわれてしまいました。
ということで、本日は行きつけの本屋さんへといって、探してみることにし
ました。この店にくるのは、ちょっと久しぶりでしょうか。あるかなないかな
と思ってみたら、なんと平積みのところにありました。やっぱり行きつけの店
はありがたい。(平積みといっても、どの本もほとんど一冊しかないのであり
ますが。)
本日購入したのは、もちろんこの本となります。
この作品は、昨年に「すばる」に一括掲載されたものとのことです。それは知り
ませんでした。「すばる」の広告は目にしているはずですが、まったく頭に残って
いないことです。その時の当方のアンテナ感度がよろしくなかったのでしょうね。
松家さんの小説の場合は、このように一括掲載の時は、まずは文芸誌で読んで、
それから単行本をどうしようかなと考えるのですが、今回はそうはならずです。
前回に一括掲載となった作品といえば「沈むフランシス」が思いだされますが、
あの作品に関しては、単行本になった時に目にした書評にフランシスに関して
ネタバレのようなことが書かれていまして、それってないよなと思って記したこと
がありました。
先日に手にしていた豊崎由美さんは「ニッポンの書評」でネタバラシは
どこまでゆるされるかを話題にしていますが、その書評なり、紹介文章を
読んで、これは読んで見たいと思わせるような書き方をしてほしいというの
は、本好きの人には共通でありましょう。
今回の松家さんの本は、まだなんにも読んでいないのですが、最後のとこ
ろに主要参考文献というのがあって、そこにある本は、次のものです。
高杉一郎「極光のかげに」
石原吉郎「望郷と海」
富田武「シベリア抑留」
この三冊があがっているということは、これはシベリア抑留となった登場人
物がいるのだなと思います。それと青春小説はどのようにつながるのか、これは
面白そうです。
このリストに、長谷川四郎さんの一冊でもあがっていましたら、何冊か余分に
購入してしまいそうです。