本日の読書欄から

 残念ながら最近は読書欄を見て、知らない人の知らない本を購入することがなく
なっています。当方が購入しようと思っているものが、読書欄で紹介されていたり
することも少ないことであります。
 朝日新聞の場合は、先週には高平哲郎さんが紹介されていました。最近シリーズ
で刊行された「高平哲郎スラップスティック選集」にあわせたものですが、これは
書店で立ち読みしてとても興味をひかれたのでありますが、図書館で借りて読む
ことにしましょうかね。
 それにしてもヨシモトブックスですからね。(昔であったら晶文社からでても
不思議ではないのですが。)

先日の高平さんのインタビューには、社長シリーズにおける「三木のり平」の動き
を絶賛する高平さんのコメントがありましたが、小生はリアルタイムで映画を見る
ことは出来なかった(小学生が見る映画ではないですからね。)ものの、その何日
か前にTVで放送があった作品をみることができ、それを実感したのであります。
森繁久弥が主演する社長シリーズは、三木のり平小林桂樹加藤大介など芸達者
が固定メンバーとなっていて、日本映画の黄金時代であったようです。
 本日の読書欄からといって、ここまでは先週掲載となった本の話でありました。
 今週の読書欄で眼についたのは、広告にあったものとしては、次のもの。
秋田県満蒙開拓青少年義勇軍外史

秋田県満蒙開拓青少年義勇軍外史

 さすがに無明舎出版でありますね。過去にも「秋田県満州開拓外史」というのを
出していて、今回のはそのつながりのものです。
 当方が子供のころに二年間ほど暮らしたところは、満州からの引き揚げの方々が
入植した開拓地でありました。戦争が終わって15年くらいのことですが、そこは
高度成長から置いてきぼりをくらったような地区でした。満州の開拓にはいって、
その地区ごとにまとまってリーダーのもとに、新天地をもとめて移りすんできた
ものですが、この地域はそれから50年ほどたっても、ほとんどその昔とかわりな
い風景が残っていますので、農地としての条件がよろしくないところに入植した
ということがわかります。
 この開拓地にいたときかに、満州開拓についての映画とかを見たように思うの
ですが、どんなものであったのかはっきりとしないことです。