月がかわって

 この月かわりは、十数年振りでの消費税率の改正というのがあって、いつもと違った
年度がわりとなりました。先月の末、5%税率のうちにすこし値段の高い新刊を購入
しましょうと、ちょっと遠くにある本屋を訪ねたのですが、せっかく軍資金として1万
円の図書券を用意していったものの、まるで空振りでありました。訪ねる店を間違えた
といえば、それまでですが、けっこう意気込んでいっただけに残念でありました。
 さすがに4月にはいってからは、仕事でばたばたとしていたせいもありまして、連日
仕事場と自宅の往復でおわりました。仕事帰りに高速道路を利用することがあるので
すが、これまで通勤割引ということでなじんでいた制度が変更となって、目的地の
ゲートを抜けた時に、これまでの金額の倍となるものが告げられてドキッとします。
 当方にとって、この月かわりで一番大きな変化は、これでありましょうか。
 本日は、何日ぶりかでブックオフへと立ち寄りました。すこし時間をかけて棚を
チェックしたのですが、100円棚からは一冊も抜くことができませんでした。
本日購入したのは、次の一冊であります。

京都の平熱  哲学者の都市案内

京都の平熱 哲学者の都市案内

 さっそくぱらぱらとのぞいてみましたら、次のくだりがありです。
「京都の街でこれほどお世話になった学生たちが、卒業して全国に散らばり、やがて
結婚して、新婚旅行で海外など行かずここに戻ってくるのも、言ってみればあたりまえ
のことなのである。」
 なるほど、これは当方のことであるかなです。
 本日に読んでいたのは、ずいぶんと前に105円で購入した次のものです。
二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 数日前からふとんにはいってから読みついでいましたが、この週末に読み上げるべく
本日は、ほぼこの本を手にしていました。あと150ページくらいですが、本日中に
読み上げるのは無理なようです。
なかなか面白いのですが、すこし残虐なシーンがありまして、死臭がつたわってきた
りしますので、そこのところは、できるだけ読みとばすようにです。
そういえば、何年か前に手にしたこのシリーズの一冊は、あまりにも残虐シーンが
多くて、読み進める事ができなかった記憶がありです。
 特に大きな事件がおこらない推理もの(たとえば探偵雅楽もの)というようなものが
よろしいかもしれません。