まだ旅先に

 九州から大阪経由で自宅にですが、旅のつかれをいやすといって、本日もまだ
大阪であります。本日は古くからの友人と久しぶり(前回にあったのは、数年前の京都
知恩寺で古本まつり会場でした。)の再開でした。
 本日の落ち合い場所は天神橋筋商店街で、お目当ては古本屋さんをのぞくことでした。
お店が開く時間にとんちゃくせず落ち合ったものですから、商店街にはいったときには、
古本屋さんは、いまだ開店しているところがないでした。当方は以前にながしたことが
あったのですが、お目当てのお店などもどこにあったのかわからないことで、いかにも
アウェーでありました。
 古本屋めぐでも財布のひもはかたく、安いものを数冊購入するにとどまりました。
500円で興味深いものがあったのですが、地元で見つけたら間違いなしで購入となるよう
に思ったものの、本日はそんまもん買ってどうするという声がどこからとなく聞こえて
きて、購入をとどまりました。
 その一冊があったお店は、写真のところでしたが、天神橋筋商店街は歩いて楽しいこと
です。

 大阪からは一時間もかからないところに住む友人は、かっては京都に住んでいたことも
あって、めったに大阪にはでてこないとのことで、それじゃ大阪をすこし案内といった
のはいいのですが、地下から堂島のジュンク堂へとはいるところにたどりつけず、うろ
うろとしたりで、当方はつけ焼き刃を露呈してしまいました。
 堂島ジュンク堂へといったのは、もちろんノアの本をみるためで、あわよくば「海
なり」が並んでいないかと思ったのですが、ことしはまだできていないようで見るこ
とができませんでした。堂島には川崎彰彦さんの「夜がらすの記」が新刊で販売されて
いまして、古本ではプレミアムがついているが、ここでは30年が経過しても堂々の新刊
でありますよと宣伝をしておきます。

夜がらすの記 (1984年)

夜がらすの記 (1984年)

 本日の三ヶ所目は、あたらしく大阪にできた「蔦谷書店」であります。当方の弟が
函館蔦谷書店で働いていることもありまして、函館のお店は一度いかなくてはと思って
いたのですが、それよりも早く、大阪で雰囲気をあじわいました。開業してまだあまり
日がたっていないせいもあり、ずいぶんと人が多かったのですが、本を買っている人は
どのくらいあたのでしょう。このスタイルが書店業界を生き返らせることになるので
しょうか。
 本日は、昔からの商店街にある古本屋、ビジネス街の大規模書店と最新スタイルの
書店見学と、まるで業界人のツアーのごとくでありました。