何号ぶりかで「en-taxi」を購入しました。37号となります。
enーtaxi 第37号(Winter 201―超世代文芸クォリティマガジン クルマ特集/随筆競演「11月2日」/小説西村賢太、戌井昭人 (ODAIBA MOOK)
- 作者: 福田和也,重松清,リリー・フランキー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: ムック
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これの寄稿者として小沢信男さんの名前がありましたので、これは買わなくてはと
思っていたのですが、先日の京都本屋めぐりでは、時間がなくて入手することができず
でありました。最近はネット上で話題になることがあるので、とっくにでているものと
思い込んでしまうのですが、朝日新聞一面のさんやつには、11月28日に広告がでていま
したので書店にならんだのは、そんなに前ではないのかもしれません。(こちらは都内
でならんでから、3日後くらいに書店に並びます。)
この号で一番驚いたのは、表紙で後ろ姿を見せている人物の正体であります。この
表紙の人物は、巻末のところにおかれたホンマタカシさんの「きわめてよいふうけい」
でとりあげられていますが、なんとなんとであります。(すくなくても当方にとって
はです。最初はどこぞの青空生活者のお一人であるのかとおもいました。)
「11月2日の出来事」は、小沢信男さんのところにまず目を通して、そのあとに矢野
誠一さん、大村彦次郎さんと続くのに拍手。なんといってもこれは到着順での掲載との
ことですから、はからずもでうまくつながるものです。
そういえば、先日の朝日新聞に矢野誠一さんが森光子さんへの追悼文をのせていまし
た。あちこちのメディアが森光子さんへの賛辞一色のなかで、言うべきは言っておくと
いう感じの矢野さんの追悼文が光っていました。
当方は、あんなにえらくなる前の森光子さんを見ているせいもありまして、女森繁の
ような有り様は、いかがなものかと思っておりましたです。杉村春子とか山田五十鈴と
いうような女座長のライバル的な存在がいないというのも、不幸なことでありました。