師走の話題 4

 小沢信男さんつながりで「en-taxi」40号のページをめくっています。
 師走の話題でありますからして、今年の収穫もしくは今年に失ったものであります。
 今年失ったもので、当方が日頃なじんでいるブログなどで良く取り上げられているの
は、なんといっても中川六平さんが亡くなったことのようであります。
(拙ブログでも話題にしていました。 http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20130905
 「en-taxi」40号では、坪内祐三さんが「中川六平さんのこと」というエッセイを書い
ています。このエッセイにでてくる山口昌男さんもまた今年に亡くなった人であります
が、中川六平さんも山口昌男さんの近くにいた編集者であったことを、このエッセイで
知りました。
 中川さんは亡くなる間際まで、出版企画をたて、そのなかには、これから刊行される
ものもあるのですが、そうした一冊が小沢信男さんの本です。
 小沢信男さんの本をだすよという話は、中川さんのブログでも記されているのですが、
扉野良人さんの「ぶろぐ・とふん」でも、中川六平さんの話として紹介されていました。
http://d.hatena.ne.jp/tobiranorabbit/20130908
「ぶろぐ・とふん」から引用させてもらいます。
「仕事の話も出た。
小沢信男さんの本を作ろうと思っててね、装幀はね、ミロコマチコにやってもらう。
小沢さん、ミロコマチコなんて知らないでしょ。小沢信男にミロコマチコ、いい本に
なるぞ、これは』
六平さんの口からミロコマチコちゃんの名前が飛びだしてびっくりした。」
 当方は、ミロコマチコさんの名前を見てもちんぷんでありまして、小沢信男さんとの
年齢差は、ほとんどおじいさんと孫のような組み合わせであります。

捨身なひと

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