津野海太郎さんが「本の雑誌」12月号に寄稿している「本を部屋に入れない法」を
話題としていますが、定価が6000円を超える本については、めったなことでは購入でき
ないというのが当方の懐具合です。
それじゃどのくらいの値段が、分岐点となるのでありましょう。津野さんは、つぎの
ように書いています。
「二千八百円とか三千二百円とか、とにかく定価がある額をこえるような本は、いつ
のまにか買うまえに一拍おくようになった。一拍おいて、どうするのか。近所の図書館
にいく。以前であれば即座に買ったような本でも、まず図書館で借りてくる。借りた本
を読んだ上で、それでも手元においておきたいと思う本だけを買う。」
図書館という手はありますが、当方の現状では図書館から借りて期間内に読了すると
いうのは、ほとんど不可能でありまして、「買う前に一拍おく」が、「しばらく頭を
冷やす」となります。
しかし、そうこうしているうちに時季を逸してしまったりすることもあるのですが。
当方がぐずぐずとしているうちに新聞書評欄にとりあげられた一冊は、まさにその
ようなものであります。( 朝日新聞 2012年11月11日 評者は 出久根達郎さん)
- 作者: 大島幹雄
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ことがありました。( http://d.hatena.ne.jp/vzf12576/20100730 )
長谷川濬さんについての評伝を書かれているとのことは、大島さんのホームページでも
見ることができたのですが、これを刊行する出版社は見つからないだろうと思っていま
した。